Case Study 11 — Hokkaido Farm / D2C

農家のManyChat構築|
卸依存から脱却し旬の予約販売で
ファンを育てる一次産業D2C型7ステップ

125社実績 / 北海道家族経営農家の実例
業種家族経営農家(北海道・野菜+果樹複合経営)
エリア北海道(全国の農家・果樹園・畜産・水産業に応用可)
使用ツールManyChat + Instagram DM + LINE公式アカウント + BASE/STORES(自社EC)+ ヤマト/佐川(クール便)+ Googleカレンダー
構築期間初期設計+実装で約3週間、シーズン1巡目の運用定着で半年
主な成果(レンジ)卸価格の2〜3倍の直販単価が確立 / リピート率の大幅向上(毎シーズン購入の常連客リスト構築)/ ギフト需要の新規開拓 / 出荷前完売により廃棄ロス削減

このケースの全体像

家族経営の農家さんと話すと、ほとんどの方が同じジレンマを抱えている。「丹精込めて育てた農産物を、卸に出すと相場で買い叩かれる。直販すれば適正価格で売れるけど、お客様との接点をどう作っていいか分からない。SNSで発信もしているけど、フォロワーが買ってくれているわけじゃない」──というジレンマです。

このケースで組んだのは、北海道で野菜と果樹を育てている家族経営の農家さんで、SNSフォロワーを「自分のお客様」に変えていく動線設計のすべてだ。先にお伝えしておくと、これは「卸を全部やめる」話じゃない。卸は安定的な販路として残しながら、その上に「直販でファンを持つ」第二の柱を積み上げる話です。

核となる発想は3つ。「待たせる」「届ける」「次の旬まで覚えてもらう」──この3つを仕組みで回すこと。農産物は365日ある商品じゃない。旬の時期に集中する。だからこそ、待たせる体験すら価値に変え、届ける瞬間を最大化し、次の旬まで関係を切らさない設計が必要なんです。

もう一つ大事なのは、農家にしかない「ストーリーの強さ」を最大限活かすこと。スーパーで買う野菜には「誰が、どこで、どんな思いで育てたか」が見えない。直販の最大の強みは、そこに「人と土地のストーリー」を載せられること。これが卸との明確な差別化になります。

本記事では、その7ステップを、ManyChatの操作レベルまで含めて公開する。野菜農家だけでなく、果樹園・畜産・水産業・蜂蜜・お茶など、季節性と物語性のある全ての一次産業D2Cに応用できる内容です。

農家D2Cの一年は「待たせて→届けて→覚えてもらう」の繰り返し

農家D2Cの動線設計は、季節カレンダーと完全に連動させるのがコア。月別にどんなアクションを仕掛けるかを最初に決めることで、フローが回り始めます。

北海道農家の年間ManyChat運用カレンダー(例)
3月春野菜の予約受付開始(アスパラ・スナップエンドウ等)予約集客
5月アスパラ出荷+6月さくらんぼの先行予約出荷×次回予約
7月トウモロコシ予約開始+お中元ギフト訴求ギフト需要
8月トウモロコシ出荷+メロン予約開始出荷×次回予約
10月じゃがいも・玉ねぎ・かぼちゃ予約受付秋収穫
11月秋野菜出荷+お歳暮ギフト訴求開始ギフト需要
12月〜2月畑だより配信+来年予約の早割受付関係維持

この年間カレンダーに沿って、ManyChatのフローを「予約受付フロー」「出荷フロー」「関係維持フロー」の3種類を組み合わせて動かす。重要なのは、お客様が「次の旬がいつ来るか」を覚えていてくれる状態を、こちら側から作ること。「待たせる時間」がブランドの一部になります。

もう一つの仕掛けは、出荷シーズンの最後に必ず「次の旬の先行予約」を入れること。例:アスパラ出荷の最後のDMで「次は6月のさくらんぼ。先行予約はこちら」と次の旬への橋渡しをする。この連鎖が、毎シーズンの常連客を生む構造です。

Before / After

Before(導入前)
  • 卸価格で買い叩かれ、適正利益が出ない
  • 直販を試みても、リピートが続かず単発購入のみ
  • 季節を超えると関係が切れ、毎シーズンゼロから集客
  • SNSでフォロワーは増えるが、購入に結びつかない
  • 出荷後のフォローができず、お客様の声が届かない
After(構築後)
  • 卸の2〜3倍単価の直販リストが安定して稼働
  • シーズン購入者の8割がLINE登録、次の旬で再購入
  • 年間カレンダーに沿って自動配信、関係が切れない
  • SNSフォロワーから「自分のお客様」への転換動線が確立
  • 出荷直後のフォローDMで、お客様の声が継続的に届く

実装の全7ステップ

北海道の現場でそのまま動いている設計を、ManyChat内の操作レベルまで含めて公開します。

Step 01

収穫・農作業の投稿を「予約受付」のトリガーに変える

なぜこのステップが必要か
農家のInstagram投稿は、収穫風景・畑の様子・農作業の動画など、もともと反応が良いコンテンツが揃っている。この「見て楽しい投稿」を、購入への第一歩に変換するのが最初の動線。フォロワーを「ファン」から「お客様」に進化させる出発点です。
具体的にManyChatでどう組むか
旬の収穫期1〜2ヶ月前から、収穫予告の投稿をInstagramに上げる。キャプションで「◯月収穫予定の◯◯(商品名)の予約を受付中です。コメント欄に『予約』とコメントいただくと、詳細をDMでお送りします」と明記。
ManyChat側の設定:
InstagramComments 機能で対象投稿を指定
② キーワード「予約」「ほしい」「出荷」「販売」「いつから」を複数登録
③ キーワード検知 → 自動DM開始フロー発動
④ 初回DM:「コメントありがとうございます!◯◯の予約詳細をお送りする前に、3つだけ質問させてください」
対象アカウントはInstagramビジネスアカウントかつManyChat接続済みであることが必須。
投稿は「収穫している農家さん自身の姿が映る写真・動画」が最強。ブツ撮りより人物入りの方が、感情移入が起きやすいです。
つまずきやすいポイント
「収穫期に予約を始める」と遅すぎる。収穫の1〜2ヶ月前から予告投稿を始めるのが鉄則。育つ過程を見せることで、収穫日の期待値を最大化できます。
商品を「いきなり売る」のではなく、「予約を受け付ける」表現にすること。「今買える」より「予約しないと買えない」の方が、希少性が伝わって動機が強くなります。
このステップの効果
出荷期前から予約リストが自動で蓄積され始める。最終的に「収穫量=予約数」のバランスが取れる仕組みになり、出荷期の廃棄ロスが大幅に減ります。
Step 02

3問のヒアリング:用途・経験・興味カテゴリ

なぜこのステップが必要か
農産物D2Cは、用途(自宅 or ギフト)で配送方法・梱包・価格帯が大きく変わる。さらに購入経験の有無で、説明の深さも変える必要がある。最初の30秒でこの3軸を取得することで、Step 3以降の提案精度が劇的に上がります。
具体的にManyChatでどう組むか
3問のヒアリングを Quick Reply ボタン で展開:
Q1「主にどちらでお使いになる予定ですか?」→ ボタン3択:ご自宅用/ギフト用/両方
Q2「北海道産農産物の直販でのご購入経験は?」→ ボタン3択:初めて/たまに購入する/よく購入する
Q3「特にご興味のあるカテゴリは?」→ ボタン4択:野菜単品/果物単品/加工品(ジャム・ジュース等)/詰合せセット
各ボタンに対応する Tag を自動付与:
・用途タグ:use-home / use-gift / use-both
・経験タグ:exp-first / exp-mid / exp-high
・カテゴリタグ:cat-vege / cat-fruit / cat-processed / cat-set
use-gift が付いた方は、後で「のし・包装対応」「お届け日時指定」の追加情報を出すフローへ。
exp-first の方は、初回購入特典+「初めての方向けガイド」を別途配信。
つまずきやすいポイント
ギフト用途を取りこぼすと、客単価が3〜5倍違う層を逃す。必ず「ギフト用」のボタンを最初に置くこと。お中元・お歳暮シーズンには、このフラグが収益の柱になります。
「初めて」を選んだ方には、料金・送料・配送日数の丁寧な説明を必ず入れること。初心者の不安を解消する情報密度が、初購入率を決めます。
このステップの効果
30秒で完了、属性取得率は80%超。この3軸タグが、商品提案・ギフト対応・初心者向け対応の全分岐の根拠になります。
Step 03

カテゴリ別オススメ+出荷スケジュール+自社ECへのカルーセル配信

なぜこのステップが必要か
Step 2で取得したカテゴリタグに沿って、その方が興味あるジャンルに絞った商品3〜5点をカルーセル配信。同時に「出荷予定時期」「残数(希少性)」「自社EC URL」を一気に提示し、即購入の動線を完成させます。
具体的にManyChatでどう組むか
配信形式は Generic Template でカルーセル:
商品カードの構造:
・1枚目:商品写真+商品名+価格(送料込)+出荷予定月
・2枚目:栽培の特徴・サイズ・容量
・3枚目:「予約承り中(残り◯セット)」+ECページボタン
ManyChatで Condition ノードを使い、Step 2の cat-* タグで配信内容を分岐:
cat-vege:旬の野菜セット3種+単品おすすめ
cat-fruit:今期の果樹3種+早期予約特典
cat-processed:ジャム・ジュース等の加工品セット
cat-set:詰合せセット5種(用途別)
use-giftタグがある場合は、各商品カードに「ギフト包装対応」を追記。
ECページはBASE・STORES等の自社ECサイト。在庫管理・決済・配送が一元化できます。
つまずきやすいポイント
「残数◯セット」表記は正直に書くこと。盛らない。お客様は数字を覚えていて、嘘がバレた瞬間に信頼が崩れます。
商品写真は「畑の中で撮った写真」が最強。商品単体の白背景写真より、土と一緒に映っている写真の方が、購入率が圧倒的に高い。スマホ撮影で十分です。
ECサイトの設定では、必ず「配送先入力時に複数住所OK」を有効化。ギフト用途で「自分宛」と「贈り先宛」を同時購入する人が一定数います。
このステップの効果
DM内で「興味のあるカテゴリの商品+予約手段」が完結する。コメントから予約完了まで、最短3分で動線が成立します。
Step 04

24時間以内に「農家の物語+栽培へのこだわり」を畳み掛ける

なぜこのステップが必要か
商品提案を受けて熱量が上がった24時間以内に、「他の農家ではなく、なぜこの農家から買うのか」の理由を畳み掛ける。これがD2Cの最大の差別化要素。スーパーで買う野菜には絶対に付いてこない「人と土地の物語」が、価格以上の価値を生みます。
具体的にManyChatでどう組むか
Step 3で商品提案した後、6〜12時間ごとに Delay ノードで以下を順次配信:
① 6時間後:オーナー夫婦の顔写真+自己紹介(「◯代続く農家です」など歴史)
② 12時間後:栽培へのこだわり(土づくり/無農薬/品種選び)
③ 18時間後:お客様の声(リピーターからの感想・写真)
④ 22時間後:「卸とは違う、直販の理由」(鮮度・味・お客様との対話)
最後に「予約はまだ間に合います」+ECページURLを再提示。これでリマインドの自然な再起動になります。
各メッセージには「畑の動画」「家族写真」「お客様写真」など人間味のあるビジュアルを必ず添える。テキストだけの説得より、視覚情報が圧倒的に強いです。
つまずきやすいポイント
物語は「カッコよく作りこむ」必要はない。泥臭い等身大の姿の方が、共感を呼びます。プロカメラマンの綺麗な写真より、家族のスマホ撮影写真の方が反応が良いことも多いです。
「うちはこんなに頑張ってます」アピールにならないこと。「お客様にとってどう良いか」が主語。「私たち」より「あなたが食べるとき」の表現を意識します。
お客様の声は事前に複数の許可取得が必須。最初は1〜2件でいいので、本物の声を載せる。フェイクは100%バレます。
このステップの効果
「もう一度サイトを見てから決める」と離脱しかけた人が、24時間以内に予約に戻ってくる。物語の力で、価格比較から「この農家から買いたい」への転換が起きます。
Step 05

予約完了→出荷までの「待ち時間」を価値ある体験に変える自動DM

なぜこのステップが必要か
予約してから実際の出荷まで、農産物は1〜2ヶ月待ってもらうことがある。この「待ち時間」を放置すると不安が募る。逆に、待ち時間を「育っていく様子を共有する時間」に変えれば、商品が届く前から満足度が高い状態を作れます。
具体的にManyChatでどう組むか
予約完了をECサイトのWebhookまたは手動タグで 予約完了 をManyChatで付与。
その日からの自動配信スケジュール(SequenceDelayで構築):
・即時:「ご予約ありがとうございます!◯月◯日頃の出荷予定です」+楽しみにしていただく一言
・予約から1週間:「畑の様子をお届けします」+畑の写真/動画
・出荷2週間前:「収穫まであと◯週間。今こんな状態です」+成長記録
・出荷1週間前:「もうすぐ収穫」+お届け先住所の最終確認お願い
・出荷3日前:「収穫しました!明後日発送します」
・出荷当日:「本日発送しました。◯月◯日頃お届けです」+追跡番号
・到着翌日:「届きましたか?お味はいかがでしたか?」+食べ方提案+次回予約案内
各メッセージに「ご質問・ご相談はDMでお気軽に」のオープンクエスチョンを残しておく。お客様との対話の入口を常に開けておくのがコアです。
つまずきやすいポイント
配信頻度を多くしすぎないこと。「畑の様子をお届けします」は週1回が限度。これ以上だと「うざい」と感じられて、最悪の場合ブロックされます。
到着翌日の「届きましたか?」DMは絶対に省かないこと。このDMで集まるお客様の声が、次回以降のマーケティング素材になる。お客様も「ちゃんと気にしてくれてる」と感じて、リピート率に直結します。
Custom Fieldで「出荷予定日」を記録しておくと、Delayの計算が楽になります。
このステップの効果
待ち時間がストレスから「楽しみ」に変わる。商品が届く前から満足度が高い状態が作れ、レビュー投稿率・SNSシェア率が劇的に上がります。
Step 06

既存購入者へのシーズン到来時「予約受付開始」自動DM

なぜこのステップが必要か
農家D2Cの最大の機会損失は、「去年買ってくれたお客様が、今年は別の農家から買う」こと。これを防ぐには、新シーズン到来前に「今年もよろしくお願いします」のDMを必ず送り、リピート購入の最初の選択肢になる仕組みが必要です。
具体的にManyChatでどう組むか
過去の購入履歴をManyChatの Custom Field で記録:
・「2024年さくらんぼ購入」「2024年トウモロコシ購入」など、商品×年度のタグ
翌年の予約受付開始タイミング(旬の1〜2ヶ月前)に、Tag条件配信で:
例:「さくらんぼ購入者」タグがある人へ、5月初旬に自動DM
「◯◯様、こんにちは。今年も6月のさくらんぼの予約受付を開始しました。昨年の◯◯さんの感想を思い出しながら、また心を込めて育てています。ご検討いただけたら嬉しいです → [予約URL]」
+ 早期予約特典(送料無料・サンプル同梱など)
+ 「今年も買う/今年はスキップ」の選択ボタン
「スキップ」を選んだ方には、次のシーズンまで関係維持のLINE運用へ移行。
さらにギフトシーズン(お中元・お歳暮)には、use-giftタグ持ちの方に専用の早割案内を自動配信します。
つまずきやすいポイント
「営業っぽさ」を出さないこと。「あなたのことを覚えています」のニュアンスが鍵。「昨年◯月のメッセージで〜と言ってくださって」など、具体的な記憶を1つ入れると効果が劇的に変わります。
早期予約特典は「割引」より「価値の上乗せ」が良い。送料無料/詰合せ追加/レシピ集付きなど、現物価値を上乗せする方向で。
過去購入履歴のCustom Fieldは、ECシステムからの手動転記が現実的。最初は手間ですが、これが資産になります。
このステップの効果
既存購入者の50〜70%が翌シーズン再購入する。「他社流出」を構造的に防げる仕組みになり、リピート率が劇的に改善します。
Step 07

LINE「畑だより」での年間ファン化(オフシーズンも関係維持)

なぜこのステップが必要か
農家D2Cは出荷シーズンと、何もない時期の差が極端。オフシーズンの数ヶ月、何も配信しないとお客様の記憶から消える。LINEでの「畑だより」配信が、年間を通じて関係を維持し、ファンを増やす最後のピースになります。
具体的にManyChatでどう組むか
初回購入時または出荷フォローのタイミングで、ManyChat for LINE への登録を案内。
LINE側の年間運用(月2回ペース):
・春:種まき・苗の植え付け/春の野菜の予告
・夏:果樹の成長記録/夏野菜の収穫レポート
・秋:収穫の様子/お歳暮ギフト早割
・冬:来年の計画/土づくりの様子/早期予約受付
コンテンツの比率は「日常風景7割:販売案内3割」を守る。
さらに、お客様からの質問・感想を直接受け付けられるリッチメニューを設置:
・「畑の質問をする」「次回の予約をする」「お手紙を送る」
ManyChatで質問の自動初期対応+必要に応じて農家本人に転送する仕組み。
年に1〜2回は「畑見学会」のオフラインイベント案内も入れると、ファン度が一気に上がります。
つまずきやすいポイント
月2回が限界。これ以上配信するとブロックされて、最大の資産が縮小します。
販売案内ばかりだと営業色が強くなる。「畑の日常」を主軸にするのが鉄則。お客様が読んでいて楽しい内容を作り続けることが、ブランド作りの本質です。
質問への対応は24時間以内が理想。「丁寧に返信してくれる農家」という評判が、SNSで自然に広がります。
このステップの効果
年間を通じた継続的なファン化が成立。お客様が「うちの農家さん」と呼んでくれる関係性が築け、紹介・口コミ・ギフト需要が自然に積み上がります。

このケースから学べる3つの原則

原則1:農家D2Cは「待たせる時間」を価値に変えるのが本質。出荷までの1〜2ヶ月は、不安の時間にもなれば、楽しみの時間にもなる。畑の様子・成長記録を共有することで、商品が届く前から満足度が高い状態を作れる。これがスーパーでは絶対に味わえない、D2Cならではの体験価値です。

原則2:物語と人柄こそが、卸との最大の差別化要素。卸経由の農産物には「誰が育てたか」が見えない。直販の最大の強みは、人と土地のストーリーを乗せて届けられること。これが価格以上の価値を生み、ファンを生み出します。プロっぽい綺麗な写真より、家族の等身大の姿の方が遥かに強い。

原則3:1年単位で関係を設計することで、リピート率が劇的に上がる。シーズン購入で終わらせず、オフシーズンも畑だよりで関係を維持する。翌年の旬到来前に「今年もよろしく」のDMを必ず送る。この年間サイクルが、農家D2Cの収益安定化の核です。

同じ仕組みが使える他業種

この北海道農家の「一次産業D2C」の流れは、以下の業種にそのまま応用できます。

果樹園・フルーツ農家:季節性が農家以上に強い業種で、予約販売・出荷フォローの構造が完全一致。

畜産農家(牛・豚・鶏・卵):定期購入需要が強く、リピート設計と組み合わせるとさらに効果的。

水産業(漁師・養殖):「水揚げ→出荷」の時間軸が農産物と類似。鮮度訴求の構造が応用可能。

蜂蜜・お茶・コーヒー豆生産者:物語性が強く、ファン化の構造がそのまま使える業種。

農産加工品メーカー(ジャム・味噌・漬物等):原料の物語×製造の物語の二重で、強いブランドが作れます。

SUICSからのTips
農家さんとお話しすると、皆さん「自分の作っているものに自信がある」のに、「売り方が分からない」というギャップに悩んでいます。農産物の品質と、それを届けるための仕組み、この二つは別のスキルです。SUICSが提供するのは、ManyChatの実装だけでなく、農家D2Cの年間カレンダー設計・お客様との物語の共有・ファン化の仕組みまでを含む、一次産業特化のセールスファネル全体です。卸の言い値で買い叩かれる時代から、自分のお客様と直接つながる時代へ。これがこのケースの本質です。

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