1人会社×AI社員 実践ガイド

規程やマニュアルのPDFから、
Claudeに該当箇所の場所を探させる方法

スクロールでの目視捜索を、「場所を聞いて、原文で確かめる」に。
全9手順・実際の画面写真つき。追加費用0円でできます。

🔍 画像は押すと大きく表示できます

先に、いちばん大事なこと

このガイドは、規則の「場所を探す」ところまでです。規則の解釈・制度の判断・お客様への回答は、資格を持つ専門家の領域です。AIに「これはどういう意味?」「どうすべき?」と聞かないでください——場所を聞くのと、判断を聞くのは、別のことです。

このガイドは何のためのものか

就業規則・社内規程・機器のマニュアル——長いPDFの中から「どこに書いてあるか」を、Claudeに条番号・見出し・引用だけで答えさせるガイドです。毎回スクロールして目で探す時間が、「当たりをつけて、原文を開く」に変わります。

なぜ「場所だけ」を聞くのか

場所は、間違っていれば開いた瞬間に分かります。でも解釈は、間違っていても気づけません。だからこのガイドでは、AIには答え合わせのできる「場所」だけを聞き、中身を読む・判断するのは自分の仕事として残します。この線引きが安全の土台です。

所要時間の目安

20分ほどです(目安なので前後します)。2回目からは、聞いて開くだけです。

用意するもの

Claudeのアカウント(登録ガイドで無料で作れます)
探しものをしたいPDF(練習は、社外秘でない手元の資料や、公開されているマニュアルで)
パソコン(PDFを開いて見比べるため)

お金はかかりません

無料プランのままでできます。このガイドの画像も、すべて無料プランで撮ったものです。もし、ページ数や容量の上限の案内が出たら、PDFを分けてから渡してください。

すでに済んでいる人は

探したい言葉がいつもはっきりしている人は、PDFの検索(Ctrl+F/⌘F)が最速で、このガイドは不要です。「言葉が分からなくて検索できない」ときだけ、この型が効きます。

会社や顧客の資料を使う前に

その資料をAIに渡してよいか、勤務先・顧客とのルールを先に確認してください。名前入りの資料は 伏せ字ガイド の型で隠してから渡してください。判断に迷う資料は渡さないでください。

Part 1 PDFをClaudeに渡す

Claudeを開く

下のアドレスを押すとClaudeが開きます。画像と同じような入力画面が出ればOKです(見出しの文言は時間帯などで変わります。もし、何かの案内が出たら、バツ印や「後で」で閉じてかまいません)。

▼ ここを押すとClaudeが新しいタブで開きます

https://claude.ai/アカウントがない方は先に Claudeアカウント登録ガイド へ(無料で作れます)。
手順1:Claudeを開く
手順1:Claudeを開く

「+」を押す

入力欄の左下にある「+」を押します。

手順2:「+」を押す
手順2:「+」を押す

「ファイルまたは写真を追加」を押す

メニューのいちばん上の「ファイルまたは写真を追加」を押します。すぐ下の「スクリーンショットを撮る」と間違えないよう、1つ目を選んでください。

手順3:「ファイルまたは写真を追加」を押す
手順3:「ファイルまたは写真を追加」を押す

PDFを選ぶと、入力欄に付く

探しものをしたいPDFを選びます。付いたあとの小さなカードにはファイル名が表示されないので、取り違えないように、PDFは1回に1つだけ付けるのがおすすめです。画像は練習用の架空の就業規則(みほん株式会社・4ページ)です。

手順4:PDFを選ぶと、入力欄に付く
手順4:PDFを選ぶと、入力欄に付く

依頼文を入力する

下の枠の依頼文を貼り付けて、2行目のカギ括弧の中(探しものの言い方)を、自分の調べたいことに書き換えます。改行したいときはShift+Enterです(Enterだけ押すと送信されます)。最後の「解釈や意見は書かないでください」の1行がこのガイドの安全装置です。削らずに使ってください。PDFを付けただけでも送信ボタンは表示されますが、必ず文章を書いてから送ってください。

このPDFは会社の就業規則です。次のことを調べてください。
・「本人が結婚したときの休暇」について、どこに書いてあるかを教えてください
・答えは、条番号と見出しと、その部分の原文の引用だけにしてください
・規則の解釈や、「こうすべき」という意見は書かないでください
手順5:依頼文を入力する
手順5:依頼文を入力する

送信ボタンを押す

入力欄の右下にある、上向き矢印のボタンを押します。

手順6:送信ボタンを押す
手順6:送信ボタンを押す

Part 2 場所を聞いて、原文で確かめる

原文の確認までやって1セットです。

条番号と、原文の引用が表示される

返ってくるのは、条番号・見出し・引用の数行だけです。びっくりするほど短いですが、それで正しい姿です(余計な説明を書かせない依頼文にしているためです)。画像の練習例では「第18条(慶弔休暇)に記載があります」と、該当部分の引用が返ってきました。なお、ページ番号までは教えてくれません。

手順7:条番号と、原文の引用が表示される
手順7:条番号と、原文の引用が表示される

自分でPDFを開いて、原文を確かめる

ここがいちばん大事な手順です。PDFを自分で開いて、教わった条番号を探し、原文を読んでください。探すときは、PDFの検索(WindowsはCtrl+F、Macは⌘F)に「第18条」のように条番号を入れるのが最短です。条文には続きがあることも多く、画像の練習例でも、引用の後ろに配偶者や忌引きの定めが続いていました。全体像は、必ず原文で確かめてください。

手順8:自分でPDFを開いて、原文を確かめる
手順8:自分でPDFを開いて、原文を確かめる

引用は、コピーして使わない

AIの引用は、見た目がそっくりでも、原文とまったく同じとは限りません。この練習でも、見た目では区別がつかない別の文字が引用に混ざっていました(機械で照合して分かるレベルの差です)。社内文書や誰かへの返事に使うときは、AIの引用ではなく、自分がPDFから直接コピーした原文を使ってください。

Ctrl+Fとの使い分け(正直な話)

探したい言葉がはっきり分かっているなら、PDFの検索(Ctrl+F/⌘F)が最速です。AIが効くのは、この練習のように「結婚したときの休み」という自分の言い方と、規則の言い方(「慶弔休暇」)が違って、検索の言葉が分からないときです。

画像なし(例外)

この手順は使い方の約束ごとなので、画像はありません。

この型を守るための3つの約束

原文を、いつも正とする

AIの答えは「地図」で、原文が「現地」です。地図で当たりをつけたら、必ず現地を見る——引用が原文と一字でも違う可能性がある以上、この順番は省略できません。

解釈を聞きたくなったら、専門家へ

「つまりどういうこと?」「うちの場合はどうなる?」——その先は、社会保険労務士など資格を持つ専門家の仕事です。AIの解釈で誰かに回答しないでください。

顧客の資料は、扱いのルールが先

便利さより先に、その資料をAIに渡してよいかの確認です。勤務先・顧客との取り決めがいちばん優先です。迷ったら渡さない——これがこの型の土台です。

読み終えた人へ — 次の一歩

「場所を聞いて、原文は自分で確かめる」の型が1回通りました。分厚い資料のある仕事なら、そのまま使えます。

▼ 会社や顧客の資料を扱う前に、これ

Claudeに資料を渡す前に、社名と個人名を伏せる方法顧客の名前が入った規程・資料は、伏せてから渡すのが安全です(無料)。

▼ 「場所」ではなく「要点」が欲しいときはこれ

Claudeに資料を読ませて要約を作る方法同じ「読ませる」型で、所在ではなく要約を出させる姉妹版です(無料)。

ほかのガイドは 実践ガイド一覧 にあります。

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