「全部、自分でやってる」あなたへ
集客もコピーライティングも、納品も請求も、問い合わせ対応も、SNS投稿も。全部、自分でやっている。
1人で事業をしているなら、これは当たり前の状態だ。僕も同じだった。「人を雇うほどじゃないし、外注するにも教える時間がもったいない」——気づけば、自分が動いていない時間は、ビジネスも止まっている。
そんな状態のとき、ふと気づいた。「自分の代わりに、誰か(何か)が動いてくれる仕組み」がないと、自分の時間は無限に削られ続けるだけだ、と。
その「自分の代わりに動いてくれる仕組み」こそ、セールスファネルと呼ばれているものだ。今日は、なぜ1人事業主こそファネルを持つべきなのか、できるだけかんたんな言葉で書いてみたい。
セールスファネルって、結局なに?
マーケティング本を開くと、こんな定義が出てくる。
「セールスファネル=見込み客が認知から購入に至るまでのプロセスを段階的に設計したもの」
……正直、これだとピンとこない。もっと感覚的に言うと、こうだ。
ジョウロ(漏斗)の上から水を入れると、下からポタポタと水が出てくる。あの形を、お客さんの動きに置き換えたものがファネルだ。
あなたのSNSや広告を「見た人」が100人いて、興味を持って「もっと知りたい」と動いた人が20人。さらに「相談したい」と連絡をくれる人が5人。最終的に「お願いします」と購入する人が1人。これが「ファネル(じょうご)」のかたち。
大事なのは、この各段階で「次の一歩」を踏みやすくする設計になっているか、という1点だ。設計がなければ、上から入った水のほとんどが、途中で漏れて消えてしまう。
なぜ「1人事業主こそ」ファネルが必要なのか
大企業や中規模の会社なら、ファネルがなくても、人海戦術でなんとかなる部分がある。営業マンを増やせばいい。電話をかけまくればいい。広告を打てばいい。
でも、1人事業主にそれはできない。「自分の時間」しかリソースがないからだ。
その状況で売上を伸ばすには、ふたつの選択肢しかない。
ひとつは、「自分が起きてる時間を、ぎりぎりまで埋める」。これは早く限界が来る。気力も体力も削られて、結局ビジネスを続けられなくなる人を、たくさん見てきた。
もうひとつは、「自分が寝てる間も、自分の代わりに動いてくれる仕組みを作る」。これがセールスファネルだ。集客の入口・興味喚起・教育・販売の流れを、ツールに任せる。あなたは「相談に乗る」「実際の納品をする」という、人にしかできない部分にだけ集中する。
つまり、ファネルは「贅沢な人がやるもの」ではない。1人で全部やっている人こそ、最優先で持つべき仕組みなのだ。
「贅沢な仕組み」じゃない。
時間を取り戻すための「最後の手」だ。
具体的な「1人事業主ファネル」の例
もう少し具体的に書こう。たとえば、コーチング業をやっている1人事業主の場合、ファネルはこうなる。
① 認知:Instagramで毎日投稿。プロセスや実例を発信する。
② 興味:投稿にコメントした人へManyChatで自動DMが届き、「無料診断シート」を渡す。
③ 検討:診断シートのお礼メールで、メルマガ登録を促す。3通の自動配信で信頼を積む。
④ 購入:メルマガの最後で、有料の単発相談を案内する。受講者の一部が、その後の高単価コーチングプログラムへ進む。
大事なのは、①〜③までを「自分が動かなくても回る」状態にすること。あなたが寝ていても、本業で施術や納品をしていても、SNSは投稿が積み上がり、興味を持った人は自動でDM→診断シート→メルマガへと流れていく。
そして、あなたが対応するのは「④購入の意思を持って連絡をくれた人」と「実際の納品」だけ。これだけで、1人事業主の時間の使い方が、まったく別物になる。
じゃあ、どうやって作るのか?
「理屈はわかった。でも、自分で作れる気がしない」
これも、よく聞く声だ。たしかに、ひと昔前まで、ファネルを作るには複数のツール(LP作成ツール・メルマガ配信ツール・決済システム・会員サイト)をバラバラに契約して、それぞれ月数千〜数万円かけて連携させる必要があった。1人で運用するには、複雑すぎた。
でも、ここ数年で状況は変わった。「ファネルに必要な機能が、ぜんぶ1つに入っている」ツールが出てきたからだ。代表的なものが systeme.io というツールだ。
正直に言うと、僕がいちばん最初におすすめするのは systeme.io だ。理由は3つ。
ひとつは無料プランから始められること。お試しで作ってみて、機能を体感してから決められる。
ふたつめはLP・メルマガ・決済・会員サイトが1つに入っていること。複数ツールを連携させる手間がない。
みっつめは月額数千円から本格運用できること。1人事業主の財布に優しい。
「セールスファネル=大企業のもの」という時代は、すでに終わっている。1人事業主が、月数千円で、自分の代わりに動いてくれる仕組みを持てる時代に、いま僕たちは生きている。
いきなり完璧を目指さなくていい
最後に、いちばん大事なことを書く。
ファネルを学び始めた人がやりがちな失敗は、「最初から壮大な4段ファネルを完璧に作ろうとして、途中で挫折する」ことだ。これは本当に多い。
1人事業主におすすめなのは、「最小ファネル」から始めること。具体的には:
ステップ1:SNS投稿 → ManyChatで自動DM(無料プレゼント配布)
ステップ2:プレゼント受け取った人へメルマガ案内
ステップ3:メルマガで信頼を積み上げ、無料相談へ案内
たった3段でいい。これだけでも、あなたの「24時間営業マン」は完成する。完璧な4段ファネルを目指す前に、まずこの3段を回してみる。動かしてから改善する方が、ずっと早い。
逆に、設計を全部「頭の中だけ」で完成させようとすると、いつまでも公開できない。不完全でいいから、動かす。そして、見えてきた数字から、次に改善する。これがファネルを育てる、いちばんの近道だ。
「自分のファネル」を一緒に設計しませんか
とはいえ、「自分の事業だと、どんなファネルを組むのが正解かわからない」と感じる方も多いと思う。
SUICSでは、ManyChat構築125社の経験を活かして、「あなたの事業に合った最短ファネル」を一緒に設計するサービスを提供している。ツールの導入だけでなく、その前段の「設計」をいちばん大事にしている。