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Cloudflare Workerの教科書

「Workerって何?」「デプロイって何をしているの?」に、5分で答えます。

Cloudflare Workerとは何か

Cloudflareという「土地」を無料で借りられることは、前のページで説明しました。このページでは、その土地の上に何が「建つ」のかを説明します。それがWorker(ワーカー)です。

たとえるなら
Cloudflareがあなた専用の「無料の土地」だとすれば、Workerはその土地の上に建てる、24時間休まず働くあなた専用の自動システム(建物)です。あなたが寝ている間も、旅行に出かけている間も、この建物は止まらずに働き続けます。

X HarnessやLINE HarnessのようなOSSツールは、まさにこのWorkerとして、あなたのCloudflareアカウントの中で動きます。開発会社のサーバーの中で動いているわけではなく、土地も建物もすべてあなた名義です。

デプロイとは

デプロイとは、専門用語に聞こえますが、意味はシンプルです。その建物を実際に建てて、動かし始めることを指します。図面(プログラムのコード)ができあがった後、ボタンを押す、またはコマンドを実行することで、Workerが実際にCloudflareの土地の上に建ち、動き出します。

逆に言えば、デプロイする前はまだ図面があるだけの状態です。何も動いていませんし、誰にも影響を与えません。デプロイして初めて、24時間働く仕組みとして稼働を始めます。

なお、Workerには独自ドメイン(あなたの会社名などが入ったアドレス)をつけることもできます。詳しくはドメインとDNSの教科書で説明しています。

R2とは(ついでに)

Workerと合わせてよく登場する言葉にR2があります。これは同じ土地の上にある倉庫だと考えてください。LINEやInstagramのリッチメニュー画像のような「ファイル」を保管しておく場所で、Workerが必要なときにそこから取り出して使います。Workerが「働く人」だとすれば、R2は「その人が使う道具を置いておく倉庫」です。

安全性・費用の事実

お金はかかる?かかりません。前のページで説明したCloudflareの無料枠の範囲内で、Workerも動きます。個人のSNS運用ではまず使い切れない量です
「自分専用」って本当に自分のもの?本当です。あなたのCloudflareアカウントの中に建つ、あなた名義のWorkerです。開発会社が持つ共有サーバーとは違い、他社の都合で勝手に止められることはありません
デプロイで失敗したらアカウント全体が壊れる?壊れません。デプロイはこの1つのWorkerを作る・更新するだけの操作で、あなたのCloudflareアカウントの他の設定には触れません
R2の保管も無料?一定量までは無料です。画像数枚〜数百枚程度の運用であれば、通常は無料枠の中に収まります

よくある不安

Workerって難しそうですが、自分で書く必要がありますか?
いいえ。X HarnessやLINE HarnessのようなOSSツールは、すでに図面(コード)ができあがった状態で提供されます。あなたは、そのままデプロイするだけで動かせます。
R2は本当に無料ですか?
はい。Cloudflareの無料枠に含まれており、個人〜小規模事業の画像保管であれば追加料金が発生することはまずありません。
デプロイに失敗したらどうなりますか?
その場合は単にWorkerが動き出さないだけです。エラーメッセージが出るので、修正して再度デプロイすれば大丈夫。壊れたものを元に戻せなくなる、ということはありません。
他のCloudflareの設定に影響しませんか?
影響しません。デプロイは対象のWorker単体に対する操作で、ドメインやメールなど、他の設定を書き換えることはありません。
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