実務で使う人向け 導入ガイド

Resend導入ガイド

アカウント作成 → ドメイン認証(DNS設定) → APIキー発行 → Cloudflare Workerへの登録まで

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これは何か・なぜ必要か

Resend(りせんど)は、プログラムからメールを送るためのサービスです。予約確認・クーポン配布・週次のお知らせなど、Cloudflare Workerのようなプログラムから自動でメールを送る仕組みの土台になります。

これをやらないと、月額のメール配信ツールに頼らずに、自分のプログラムから直接メールを送る仕組みが作れません。このガイドでは、実際にSUICS(suics.jp)のドメインで登録した実例を使って解説します。

所要時間の目安: 操作そのものは15分程度ですが、DNS(ドメインの設定)が反映されるまで数分〜数時間かかることがあります。

もう済んでいる人は: Resendのダッシュボードで対象ドメインが「Verified」になっていて、Cloudflare WorkerにRESEND_API_KEYが設定済みなら、この作業は不要です。

用意するもの

Googleアカウント(例: your-name@example.com)
送りたいドメインのDNSを管理しているサービスのログイン情報(このガイドではXServerを例にします)
ターミナル(このガイドの最後、APIキーをCloudflareに登録する時だけ使います)

Part 1|Resendのアカウントを作る

ResendはGoogleアカウントでそのままログインできます。ここはご本人による操作が必須です(パスワード入力・Googleへのログインは、このガイドを作ったAIが代行できない作業のため)。

Googleでログインを押す

https://resend.com/signup を開くと、この画面になります。「Log in with Google」を押します。

手順1:Googleでログインを押す
手順1:Googleでログインを押す

Googleアカウントを選んでログイン・アカウント作成を完了する

この先はGoogle側の画面に切り替わります。ご自身のGoogleアカウント(例: your-name@example.com)を選んでログインすると、Resend側のアカウント作成が完了します。この画面(Send your first email)が表示されればアカウント作成は完了です。

手順2:Googleアカウントを選んでログイン・アカウント作成を完了する
手順2:Googleアカウントを選んでログイン・アカウント作成を完了する

Part 2|ドメインを追加してDNSを設定する

メールを自社ドメイン(このガイドではsuics.jpを例にします)から送れるようにするため、ドメインを追加してDNS(インターネット上の住所録のようなもの)にレコードを3つ登録します。

Domains画面で「Add domain」を押す

左メニューの「Domains」を開くと、まだ何も登録されていない一覧が表示されます。「Add domain」を押します。

手順3:Domains画面で「Add domain」を押す
手順3:Domains画面で「Add domain」を押す

ドメイン名を入力する

Name欄に、メールを送りたい自分のドメイン名を入力します(このガイドでは「suics.jp」と入力しています)。Regionは自動でTokyo (ap-northeast-1)になっていればそのままでOKです。

手順4:ドメイン名を入力する
手順4:ドメイン名を入力する

「Add domain」を押す

入力できたら、下の「Add domain」ボタンを押します。

手順5:「Add domain」を押す
手順5:「Add domain」を押す

ドメインが追加されたことを確認する

「Domain ✓」という緑のカードが表示されれば、ドメインの追加は完了です。この下に「Fill in your DNS Records」というDNSレコードの案内が続きます。

手順6:ドメインが追加されたことを確認する
手順6:ドメインが追加されたことを確認する

表示されたDNSレコードを確認する

画面をスクロールすると、DKIM(TXT)・送信用のMXとTXT(SPF)、あわせて3件のレコードが表示されます。この3件を、次の手順でドメインのDNS設定に追加します。

もし、値が省略されて見えるときは

画面上の値は長いため一部が「...」で省略されて表示されることがあります。各行のコピーアイコンを押すと、省略されていない完全な値をコピーできます。DNS側に貼り付ける時は、必ずコピーした完全な値を使ってください。

手順7:表示されたDNSレコードを確認する
手順7:表示されたDNSレコードを確認する

ドメイン管理サービスでDNSレコード設定を開く

別タブで、ドメインのDNSを管理しているサービスの管理画面を開きます。ここではXServerを例に、左メニューの「ドメイン」→「DNSレコード設定」を押しています。使っているサービスがXServer以外の場合は、同じ役割の「DNS設定」「DNS管理」といったメニューを探してください。

手順8:ドメイン管理サービスでDNSレコード設定を開く
手順8:ドメイン管理サービスでDNSレコード設定を開く

上級者向けの警告が出たら閉じる

画面にも書いてある通り、「エックスサーバーで独自ドメインを利用する上で、本機能の利用は通常は必要ありません」という警告が出ます。今回は必要な操作なので、「閉じる」を押して進みます。

もし、この警告が心配な場合は

この警告は「設定を間違えるとドメインが正常に使えなくなる可能性がある」という一般的な注意です。この後の手順どおりに値を入力すれば問題ありません。使っているサービスが違えば、この警告自体が出ないこともあります。

手順9:上級者向けの警告が出たら閉じる
手順9:上級者向けの警告が出たら閉じる

「DNSレコード設定を追加」を押す

対象ドメインの絞り込みで、メールを送りたいドメインを選んだ状態で、「+ DNSレコード設定を追加」を押します。

手順10:「DNSレコード設定を追加」を押す
手順10:「DNSレコード設定を追加」を押す

対象ドメインが正しいことを確認する

対象ドメインの欄が、メールを送りたい自分のドメインになっていることを確認します。もし別のドメインが表示されていたら、ここで正しいドメインに切り替えてください(同じサーバーに複数のドメインを置いている場合、切り替え忘れに注意します)。

手順11:対象ドメインが正しいことを確認する
手順11:対象ドメインが正しいことを確認する

ホスト名・種別・内容を入力する

1件目(DKIM用TXT)を例にすると、ホスト名に「resend._domainkey」、種別に「TXT」、内容にResend画面でコピーした値を貼り付けます。TTLは初期値(3600)のままでOKです。

レコードホスト名種別内容優先度
DKIMresend._domainkeyTXTResend画面の値をコピー(空欄)
送信用sendMXResend画面の値をコピー10
送信用(SPF)sendTXTResend画面の値をコピー(空欄)

優先度(Priority)はResend画面の該当行に表示されている数値をそのまま入力します。TXTレコードには優先度の欄自体が入力できないようになっています。

手順12:ホスト名・種別・内容を入力する
手順12:ホスト名・種別・内容を入力する

「追加する」を押す

入力できたら「追加する」を押します。この手順11〜13を、DKIM用TXT・送信用MX・送信用TXTの3件ぶん繰り返します。

手順13:「追加する」を押す
手順13:「追加する」を押す

Resend側でドメインが検証されたことを確認する

3件とも登録できたら、Resendの画面に戻って「Verify DNS Records」を押します。DNSが反映されていれば、STATUSが「Verified」になり、「Domain verified: Your domain is ready to send emails.」と表示されます。

もし、すぐにVerifiedにならないときは

DNSの反映には数分〜数時間かかることがあります(目安なので前後します)。STATUSが「Pending」のままでも、時間をおいてから「Verify DNS Records」を押し直せば大丈夫です。

手順14:Resend側でドメインが検証されたことを確認する
手順14:Resend側でドメインが検証されたことを確認する

Part 3|APIキーを発行してプログラムに登録する

最後に、プログラム(Cloudflare Workerなど)からResendを使うための「鍵」となるAPIキーを発行し、自分のプロジェクトに登録します。

API keysの画面で「Create API key」を押す

左メニューの「API keys」を開き、「+ Create API key」を押します。名前・Domain・権限(Sending access)を選んで作成すると、キーが1度だけ表示されます。

もし、キーの表示を見逃したら

APIキーの値は発行直後の1回しか表示されません。見逃した場合は、そのキーを削除してもう一度作り直してください。

手順15:API keysの画面で「Create API key」を押す
手順15:API keysの画面で「Create API key」を押す

ターミナルでCloudflareにキーを登録する

Cloudflare Workerでこのキーを使う場合は、発行されたキーをコピーし、ターミナルで自分のWorkerプロジェクトのフォルダに移動してから次のコマンドを実行します。キーの入力を求められたら貼り付けてEnterを押します(この操作はご本人が直接行ってください。キーの文字列自体をどこにも貼らないようにします)。「Success! Uploaded secret RESEND_API_KEY」と表示されれば完了です。

cd /path/to/your-worker-project
npx wrangler secret put RESEND_API_KEY

/path/to/your-worker-projectの部分は、ご自身のCloudflare Workerプロジェクトのフォルダに置き換えてください。

もし、「そのWorkerがない」と聞かれたら

そのWorkerがまだ本番デプロイされていない場合、「(wrangler.tomlで設定した名前)というWorkerがまだ存在しません。作成しますか?」と聞かれることがあります。「yes」で進めて問題ありません。後で本実装をデプロイする時に、同じ名前のWorkerとして登録したシークレットがそのまま引き継がれます。

手順16:ターミナルでCloudflareにキーを登録する
手順16:ターミナルでCloudflareにキーを登録する

ここまでで完了していること

Resendのアカウントが作成され、ドメインがVerified(検証済み)になり、プログラムからメールを送るためのAPIキーが登録されました。

次のアクションは、自分のアプリケーション側で、このAPIキーを使ったメール送信を実装・動作確認することです。

読み終えた人へ — 次の一歩

Resendのアカウントができ、独自ドメインが認証され、プログラムからメールを送るAPIキーが手に入りました。ここまでは、読んで手を動かせば誰でも同じ結果になります。

その先には、作業そのものを任せる段階があります。散らかったフォルダの整理、撮影した書類の読み取り、毎週決まってやる仕事の自動実行——いわば「答えるAI」から「働くAI」への段階です。

▼ 「答えるAI」から「働くAI」へ

AIエージェント・Cowork活用 実践講座Coworkの導入から、毎日の仕事を任せるところまでを扱うSUICS SCHOOLの講座です(有料)。

先に知っておいてください

Coworkを使うには、Claudeの有料プラン(Pro以上)が必要です。このガイドで作ったAPIキーは、Cowork導入後の自動送信の仕組みでもそのまま使えます。

ほかのガイドは 実践ガイド一覧 にあります。

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