「うちで何が自動化できるか、わからない」
先日、ある中小企業の社長と会食をした。話題が自社のDXに向かったとき、社長は身を乗り出して言った。「AIが流行ってるのは知ってる。うちでも何かやらないとマズいのもわかる。でも、自分の会社の業務のどこに、どう使えばいいのか、まったくイメージできない」
その場で僕は、自分のスマホを取り出してSlackを開き、毎朝届く自動レポートを見せた。社長の目が変わった。「ああ、こういうことか…」と。抽象的に「業務効率化」と言われるよりも、生きている実例を1つ見る方が、100倍はっきり伝わる。
そこで、1人事業主の僕が、自分の事業で実際に組み込んでいる「非エンジニアでも作れた業務自動化の実例7つ」を、使っているツールと時短数字つきで全部書き出してみる。中小企業(従業員5〜30人規模)にそのまま持ち込めるものばかりだ。読み終わるころには「うちのあの業務も、これでいけるかも」と具体的に見えてくるはずだ。
7つの自動化、一気に紹介する
「無数の小さな作業」を、
少しずつ肩代わりしてくれる。
7つ合計で、月100時間以上が空いた
1人事業主の僕の場合、7つを組み合わせて、月およそ100時間が空いた。1日に換算すると、約3時間半が毎日空く計算だ。
これが従業員10人の中小企業なら、単純計算で月1,000時間。1日あたり40時間以上の空きが生まれる。1人を新規採用する代わりに、AI自動化を導入する方が、現実的な選択肢になる規模感だ。
大事なのは、「1つの業務を100%自動化する」のではなく、「7つの業務を少しずつ自動化する」方が、結果として大きな時間が生まれるということ。劇的な変化ではなく、小さな積み重ね。これがAI導入の現実的な姿だ。
ただし「ツール導入だけ」では、ここまでの効果は出ない
正直に書く。これら7つの自動化、「ツールを契約して使い始めた」だけでは、ここまで効果が出ない。
多くの中小企業が、AI導入で失敗するのは、ここだ。流行りのAIツールを契約して、社員に「使ってね」と言うだけで終わる。3ヶ月後、ほとんど誰も使ってない。そんなケースを、僕は何度も見てきた。
必要なのは、「業務の棚卸し」と「設計」だ。社内のどの業務を、どのAIに、どの順番で渡すか。何を任せて、何を人間に残すか。誰が運用責任を持つか。導入後3ヶ月の定着サポートをどうするか。ここを設計しないと、ツールは「契約しただけの月額費用」になる。
逆に、設計さえ正しければ、月100時間どころか、それ以上の時間が空く中小企業もある。「AI導入の成否は、ツール選びの前の設計で9割決まる」と僕は確信している。
SUICSのAI/DX支援について
SUICSでは、この「業務棚卸し→設計→実装→定着」までを一気通貫でお渡しする、AI/DX導入支援を提供している。「ツールの使い方を教えて終わり」ではなく、御社の業務に組み込んで、回るところまで伴走する。
最初の一歩は、DX診断から。御社のどの業務がAI自動化に向いていて、どの順番で進めるべきかを、書面でお渡しする。本契約に進む場合は、診断料は本契約料に充当される仕組み。
最後に、正直なことを
AIは魔法じゃない。導入すれば誰でも100時間空く、というほど甘くない。
でも、「自分の事業のどの業務に、どう使えるか」さえ見極められれば、月100時間どころか、それ以上の効果が出るのも事実だ。1つひとつは小さな改善でも、7つ・10個と積み上げると、組織の動き方そのものが変わる。
「うちで何が自動化できるか、わからない」という状態を、抜け出す方法はシンプルだ。外から見てもらう。社内にいると、自分の業務の「当たり前」が見えなくなる。第三者の目で「この業務はAIに渡せる、これは人がやった方がいい」と整理してもらうこと。これが、いちばんの近道だ。