Notes / AI & DX

非エンジニアでも作れた、
業務自動化「7つの実例」

2026.04.03

「うちで何が自動化できるか、わからない」

先日、ある中小企業の社長と会食をした。話題が自社のDXに向かったとき、社長は身を乗り出して言った。「AIが流行ってるのは知ってる。うちでも何かやらないとマズいのもわかる。でも、自分の会社の業務のどこに、どう使えばいいのか、まったくイメージできない」

その場で僕は、自分のスマホを取り出してSlackを開き、毎朝届く自動レポートを見せた。社長の目が変わった。「ああ、こういうことか…」と。抽象的に「業務効率化」と言われるよりも、生きている実例を1つ見る方が、100倍はっきり伝わる。

そこで、1人事業主の僕が、自分の事業で実際に組み込んでいる「非エンジニアでも作れた業務自動化の実例7つ」を、使っているツールと時短数字つきで全部書き出してみる。中小企業(従業員5〜30人規模)にそのまま持ち込めるものばかりだ。読み終わるころには「うちのあの業務も、これでいけるかも」と具体的に見えてくるはずだ。

7つの自動化、一気に紹介する

01
MEETINGS — 会議・打ち合わせ
議事録の自動化+提案書ドラフト
tl;dv / Notta Claude / ChatGPT
90分 → 10分/件
打ち合わせ録音 → 議事録AIで自動文字起こし → Claudeに「要点と決定事項、次のアクションを整理して、クライアント向け提案書の下書きを作って」と渡す。人が手で書き起こす時代は、もう終わってる。月10件の打ち合わせなら、15時間→2時間以下に。
02
RESEARCH — 事前リサーチ
クライアント・競合・業界の事前調査
Claude Code ChatGPT Deep Research
90分 → 15分/社
「佐賀の整体院、競合5院をリストアップ。SNS運用・価格帯・口コミの特徴をまとめて」とAIに指示。表形式でまとまった情報が返ってくる。営業前の事前準備が、本来やるべき「提案の中身を考える」時間に変わる。
03
WRITING — 文章作成
記事・LP・メルマガの下書き
Claude / ChatGPT Claude Code
5時間 → 1.5時間/本
構成案 → 下書き → 「自分の言葉で塗り直す」工程まで一気通貫。叩き台があるだけで、ゼロから書くより圧倒的に早い。最終的な仕上げ(自分らしさを入れる作業)は必ず人がやる。完全自動化ではなく、下書きの高速化として使う。
04
INSTAGRAM — SNS自動化
コメント→DM自動返信+リスト化
ManyChat
月50時間の対応 → ほぼゼロ
投稿に「気になる」と書いた人へ、自動DM送信。「詳しく知りたい」「料金を見たい」などのボタンに応じて、適切な情報がDM内で完結。深い相談だけ、人へ。Instagramを動かしていて新規問い合わせが多い業種ほど、効果が直撃する。
05
SUPPORT — 問い合わせ対応
問い合わせメールの一次返信案を自動生成
Claude / ChatGPT 過去メール参照
15分 → 2分/件
問い合わせメールをAIに渡し、「過去のうちの返信文体に合わせて、最初の返信案を3パターン作って」と頼む。気に入った案を、自分で微調整してから送信。返信の速さが顧客満足度に直結する業種は、ここだけで成約率が変わる。
06
DOCS — 書類作成
見積もり書・契約書のドラフト作成
Claude / ChatGPT テンプレート
45分 → 10分/件
打ち合わせ内容と業務スコープをAIに渡し、自社の見積もりテンプレートに沿って金額・項目を埋めたドラフトを生成。最終確認だけ人が行う。月20件の見積もりなら、15時間→3時間に。中小企業の営業部門ではここが大きく効く。
07
CONTENT — コンテンツ計画
SNS投稿の年間計画+日々の下書き
Claude 投稿予約ツール
週末半日 → 1時間/週
「うちの業種のターゲット・季節要因・キャンペーン時期」をAIに伝えて、年間の投稿テーマをまとめて生成。週1回、その週分の投稿原稿を一括で下書きしてもらう。投稿の質を保ちつつ、考える時間が大きく減る。
AIは「すごい1つの作業」を奪わない。
「無数の小さな作業」を、
少しずつ肩代わりしてくれる。
Automation Map
7つの自動化マップ:業務カテゴリ × ツール
業務 自動化 議事録 tl;dv / Claude リサーチ Claude Code 文章 Claude DM自動化 ManyChat 問い合わせ Claude 書類作成 Claude SNS計画 Claude 7つを組み合わせると、月100時間以上が空く

7つ合計で、月100時間以上が空いた

1人事業主の僕の場合、7つを組み合わせて、月およそ100時間が空いた。1日に換算すると、約3時間半が毎日空く計算だ。

これが従業員10人の中小企業なら、単純計算で月1,000時間。1日あたり40時間以上の空きが生まれる。1人を新規採用する代わりに、AI自動化を導入する方が、現実的な選択肢になる規模感だ。

大事なのは、「1つの業務を100%自動化する」のではなく、「7つの業務を少しずつ自動化する」方が、結果として大きな時間が生まれるということ。劇的な変化ではなく、小さな積み重ね。これがAI導入の現実的な姿だ。

ただし「ツール導入だけ」では、ここまでの効果は出ない

正直に書く。これら7つの自動化、「ツールを契約して使い始めた」だけでは、ここまで効果が出ない

多くの中小企業が、AI導入で失敗するのは、ここだ。流行りのAIツールを契約して、社員に「使ってね」と言うだけで終わる。3ヶ月後、ほとんど誰も使ってない。そんなケースを、僕は何度も見てきた。

必要なのは、「業務の棚卸し」と「設計」だ。社内のどの業務を、どのAIに、どの順番で渡すか。何を任せて、何を人間に残すか。誰が運用責任を持つか。導入後3ヶ月の定着サポートをどうするか。ここを設計しないと、ツールは「契約しただけの月額費用」になる。

逆に、設計さえ正しければ、月100時間どころか、それ以上の時間が空く中小企業もある。「AI導入の成否は、ツール選びの前の設計で9割決まる」と僕は確信している。

SUICSのAI/DX支援について

SUICSでは、この「業務棚卸し→設計→実装→定着」までを一気通貫でお渡しする、AI/DX導入支援を提供している。「ツールの使い方を教えて終わり」ではなく、御社の業務に組み込んで、回るところまで伴走する。

最初の一歩は、DX診断から。御社のどの業務がAI自動化に向いていて、どの順番で進めるべきかを、書面でお渡しする。本契約に進む場合は、診断料は本契約料に充当される仕組み。

SUICS Service — AI / DX 導入支援
業務棚卸しから定着までを、一気通貫で。
解決できる悩み:「同じ作業を毎日繰り返している」「議事録の清書・問い合わせ対応・書類作成に時間が溶ける」「どの業務をAIに任せるべきか判断できない」「ツールを入れたが社内で定着しない」。DX診断→実務インストール→自動化パートナーの3ステップで、段階的に進められます。助成金の対象になる場合もあります。
AI/DX の詳細を見る →

最後に、正直なことを

AIは魔法じゃない。導入すれば誰でも100時間空く、というほど甘くない。

でも、「自分の事業のどの業務に、どう使えるか」さえ見極められれば、月100時間どころか、それ以上の効果が出るのも事実だ。1つひとつは小さな改善でも、7つ・10個と積み上げると、組織の動き方そのものが変わる。

「うちで何が自動化できるか、わからない」という状態を、抜け出す方法はシンプルだ。外から見てもらう。社内にいると、自分の業務の「当たり前」が見えなくなる。第三者の目で「この業務はAIに渡せる、これは人がやった方がいい」と整理してもらうこと。これが、いちばんの近道だ。

御社の業務、何が自動化できるか整理しませんか

「AIに興味はあるけど、どこから手をつければいいかわからない」
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そんな悩みがあれば、まずは気軽に相談してほしい。

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