最初のWordPress契約画面で、クイックスタートのチェックボックスを見て固まった夜
事業を始めて1年目、自分の事業サイトを持ちたくなって、Xserverの申込ページを開いた夜のことを覚えている。スクロールしていくと、「WordPressクイックスタート」というチェックボックスが出てきた。
このチェックボックスにチェックを入れると、サーバー契約・ドメイン取得・WordPressインストール・SSL設定が、申込と同時に全部終わる仕組み。便利そうだけど、「途中で気が変わったらどうしよう」「設定間違えたら作り直しになる?」と一瞬指が止まった。結局、深呼吸してチェックを入れた。30分後、自分の事業サイトの管理画面にログインしていた。
あの夜の自分に「全工程はこういう流れで、何時間かかって、どこで詰まりやすいか」を伝えてあげたい——という思いで、今日の記事は書く。個人事業主が自分の事業サイトを持つまでの全5ステップを、実体験と125社のお客さんを見てきた経験から、できるだけ正直に整理する。最短2時間で公開状態まで進められるはずだ。
なぜ個人事業主にXserverをすすめるか
レンタルサーバーは無数にある。ConoHa WING、ロリポップ、シン・レンタルサーバー、さくらインターネット…。それぞれ良し悪しがあるが、個人事業主に最初の1社として薦めるのはXserverだ。理由は3つ。
- 表示速度がトップクラス :事業サイトはお客さんが訪れる場所。1ページ3秒以上かかると離脱されるが、Xserverならその心配がほぼ無い
- サポート品質が高い :詰まったときに電話・メールで日本語サポートが受けられる。海外サーバーには無い安心感
- 運用実績25年・国内シェア最大級 :突然サービス終了・大規模障害のリスクが低い。事業サイトとしての安定性
月額990円〜(年契約なら)で、これだけの品質が手に入る。事業の基盤に投資するなら、ここはケチらない方がいい。
自分のサイトを持つまでの5ステップ
結論から並べる。Xserver+WordPressで自分の事業サイトを持つまで、5ステップ・最短2時間で完成する。
- プラン選択 :スタンダード(990円/月)でほとんどの個人事業主はOK。アクセスが月10万PV超えてからプレミアム検討
- 契約期間 :12ヶ月契約がコスパ最良。短期だと月額が割高になる
- WordPressクイックスタート :必ずチェック。これがないとサーバー契約後に別途WordPressインストール作業が必要
- ドメイン名の決め方 :覚えやすい/短い/英数字で書きやすい。事業名や屋号をそのままが王道
- 拡張子の選び方 :「.jp」は日本企業に信頼感、「.com」は世界共通でカジュアル、「.co.jp」は法人専用(個人事業主は使えない)
- 無料特典の活用 :Xserverの年契約には「ドメイン1つ永久無料」が付く。これを使えば、年間1,000〜3,000円のドメイン費用がゼロになる
- 個人事業主の入力 :屋号で契約したい場合は「個人事業主」を選択して屋号を入力。法人ではないので「法人として登録」にはしない
- 支払い方法 :クレジットカード推奨。コンビニ払いだと反映に時間がかかる
- 契約完了直後のメール :Xserver管理画面のログイン情報、WordPressのログインURLが届く。このメールは絶対に保管する
- 事業者向けの定番テーマ :「Cocoon」(無料)/「SWELL」(17,600円・1回購入)/「Snow Monkey」(年額制)
- 選び方 :個人事業主は「SWELL」が最も実用的(カスタマイズの自由度高・SEO対策済)。お試しならまず「Cocoon」
- 最初に整える4項目 :①サイトタイトルと説明文 ②トップページのキャッチコピー ③お問い合わせフォーム ④プロフィール/会社概要
- 必須5ページ :①トップページ ②サービス紹介 ③プロフィール/会社概要 ④お問い合わせ ⑤プライバシーポリシー
- 各ページの目安文字数 :トップ300字・サービス600字・プロフィール400字・お問い合わせ100字・プライバシーポリシー800字(テンプレ流用OK)
- 公開後にやる必須3設定 :①SSL化(https)有効化 ②サイトマップ送信(Google Search Console) ③Google Analytics 4の埋め込み
完璧主義で2ヶ月止まるより、
粗削りで今日公開する方が早い。
125社の現場で見た「自分で詰まりやすい」3つのポイント
5ステップは整理されているが、現実には個人事業主が自分でやって詰まるポイントが3つある。先に知っておくと、避けられる。
無料テーマ(Cocoon)でも有料テーマ(SWELL)でも、カスタマイズで「もっと自分らしいデザインに」と踏み込むと、CSS編集の沼にハマる。→ 対策:テーマのデフォルト状態でまず公開。カスタマイズは公開後の余暇でいい。
Contact Form 7 などのプラグインを入れても、メール設定が正しくないとフォーム送信されない。届かないままお客さんを取りこぼす。→ 対策:設置後に必ず自分のスマホから送信テスト。1回テストするだけで多くのトラブルが防げる。
SEO設定、構造化データ、サイトマップ、metaタグ…技術的なSEOを完璧に追うと、サイト中身を作る時間がなくなる。→ 対策:最初の3ヶ月はSEOよりコンテンツを書く時間に投資。SEO設定は SUICS の 「ホームページを持つべき業種」 記事も参考にしながら、公開後ゆっくり整える。
「自分で立ち上げたが、デザインや構成で詰まった」とき
Xserverと WordPress で公開まで進めても、「サイトのデザインが事業っぽくならない」「お客さんに伝わる構成が組めない」「申込・問い合わせに繋がらない」と詰まる人は多い。125社の現場でも、自分で立ち上げたあと SUICS の HP 制作にバトンタッチしてもらうケースは少なくない。
SUICSの HP 制作では、お客さんが既に Xserver と WordPress を立ち上げている場合、その環境を活かしてデザイン・コピー・SEO・問い合わせ動線まで一気通貫で整えてお渡しする。一からサーバー契約するより、自分で土台を作っておく方が結果的に予算が浮く。