1人会社×AI社員 実践ガイド

毎月の請求書・実績一覧を、
先月の形式のままClaudeに当てはめさせる方法

先月のファイルをゼロから作り直す代わりに、今月のデータだけ当てはめる方法です。
全12手順・実際の画面写真つき。金額の計算は一切AIにさせません。

🔍 画像は押すと大きく表示できます

はじめに — このガイドが合う人

毎月ほぼ同じ形式で、取引先向けの請求書や実績一覧を作っている個人事業主・フリーランスのためのガイドです。先月のファイルを開いて、行を1つずつ今月の内容に書き換えている人を想定しています。

先に、いちばん大事なこと

消費税の端数処理・源泉徴収の要否・税率の判断は、このガイドでは扱いません。顧問税理士さんがいる場合はその指示に、いない場合は国税庁や専門家に確認してください。

このガイドは何のためのものか

先月の実績一覧(関数入りのスプレッドシート)の形式はそのまま使い、今月の実績データ(案件名・数量・単価)だけをClaudeに当てはめさせて、正しい行に整理するガイドです。金額・消費税・合計は、先月分からコピーした関数(SUM等)が自動で計算します。

このガイドでできないこと

1社・1か月分の当てはめまでを扱います。複数の取引先を一括で処理したり、できあがった請求書を自動で送付したり、入金状況を管理したりする範囲は、このガイドでは扱いません(講座側で扱う範囲です)。

所要時間の目安

25分前後です(目安なので前後します)。2回目からは、今月のメモを渡して当てはめて、関数をコピーして検算するだけです。

用意するもの

Claudeのアカウント(登録ガイドで無料で作れます)
Googleアカウント(スプレッドシートを使うため。無料)
先月分の実績一覧(関数入りのスプレッドシート)と、今月の実績メモ

お金はかかりません

無料プランのままでできます。このガイドの画像も、すべて無料プランで撮ったものです。

すでに済んでいる人は

請求書発行システムをすでに使っていて運用が回っている人は、このガイドは不要です。

Part 1 先月の形式と今月のメモを確認する

先月分の実績一覧(金額列に関数)が表示された状態を確認する

先月作った請求書用の実績一覧です。列は「日付・案件名・数量・単価・金額」の5つ。「金額」の列は数字を手で打ち込んだのではなく、隣の数量×単価を自動で計算する関数が入っています。この形式をこのまま今月も使い回すのが、このガイドのゴールです。

手順1:先月分の実績一覧(金額列に関数)が表示された状態を確認する
手順1:先月分の実績一覧(金額列に関数)が表示された状態を確認する

金額セルを選び、数式バーに関数が見える状態を確認する

「金額」列のマスを1つ押すと、上の数式バーに「=C2*D2」のような式が表示されます。これが、数字ではなく関数が入っている証拠です。今月もこの関数を使い回すことで、AIに計算をさせずに済みます。

手順2:金額セルを選び、数式バーに関数が見える状態を確認する
手順2:金額セルを選び、数式バーに関数が見える状態を確認する

今月の実績メモ本文を確認する

今月の実績を書き留めたメモです。先月のシートとは列の言い回しが少し違い(「日付」ではなく日付だけの表記、「回」「件」のような単位が混ざっているなど)、そのままではシートに貼り付けられない書き方になっています。この「言い回しの違うメモ」を、先月と同じ列に当てはめる作業をClaudeに任せます。

手順3:今月の実績メモ本文を確認する
手順3:今月の実績メモ本文を確認する

Part 2 Claudeに渡して当てはめさせる

Claudeを開く

下のアドレスを押すとClaudeが開きます。画像と同じような入力画面が出ればOKです(見出しの文言は時間帯などで変わります。もし、何かの案内が出たら、バツ印や「後で」で閉じてかまいません)。

▼ ここを押すとClaudeが新しいタブで開きます

https://claude.ai/アカウントがない方は先に Claudeアカウント登録ガイド へ(無料で作れます)。
手順4:Claudeを開く
手順4:Claudeを開く

依頼文を入力し、2枚の画像を添付する

入力欄に、手順1で撮った「先月分の実績一覧」の画像と、手順3で撮った「今月の実績メモ」の画像を2枚とも添付します。続けて、下の枠の依頼文を貼り付けます(改行したいときはShift+Enterです。Enterだけ押すと送信されます)。「金額の計算はしないでください」と「今月のメモにない項目は、空欄にしてください」の2行が、このガイドの安全装置です。削らずにそのまま使ってください。

これは先月の実績一覧の形式です(1枚目の画像)。
こちらが今月の実績メモです(2枚目の画像)。
今月のメモの内容を、先月と同じ列(日付・案件名・数量・単価)に当てはめて、コピーしやすい形(タブ区切り)で出してください。
・金額の計算はしないでください。数量と単価をそのまま書き写すだけにしてください
・今月のメモにない項目は、空欄にしてください
手順5:依頼文を入力し、2枚の画像を添付する
手順5:依頼文を入力し、2枚の画像を添付する

送信ボタンを押す

入力欄の右下にある、上向き矢印のボタンを押します。

手順6:送信ボタンを押す
手順6:送信ボタンを押す

Part 3 結果を確認してシートに反映する

金額の計算は、ここから先も関数の仕事です。

タブ区切りの当てはめ結果が表示されたことを確認する

「日付・案件名・数量・単価・金額」の5列に当てはめられた結果が、タブ区切りの形で表示されます。ここがいちばん大事な確認ポイントです——「金額」の列がすべて空欄になっているはずです。この例では「先月と同じ列で、今月のメモの内容をそのまま書き写しました(計算はしていません)。」「金額欄は空欄のままにしてあります。」という一言が添えられていました。金額欄が埋まっていたら、それは指示が効いていない印なので、使わずにやり直してください。

手順7:タブ区切りの当てはめ結果が表示されたことを確認する
手順7:タブ区切りの当てはめ結果が表示されたことを確認する

タブ区切りのコピーボタンを押す

コードブロックの右上にマウスを置くと、コピーのボタンが現れます(置くまでは見えません)。押すとクリップボードにコピーされます。コピーしたら、寄り道せずにすぐ次の手順へ進んでください(間に別のコピーをすると中身が入れ替わります)。

手順8:タブ区切りのコピーボタンを押す
手順8:タブ区切りのコピーボタンを押す

8月シートのA1マスに貼り付ける

先月分のシートと同じスプレッドシート内に、今月用のシート(この例では「8月」タブ)を用意し、先頭のA1マスを押してから貼り付けます(WindowsはCtrl+V、Macは⌘V)。

もし、ヘッダー行が2つできてしまったら

Claudeの返答には「日付・案件名・数量・単価・金額」という見出し行が自動で付いています。そのため、2行目(A2)に貼ると、もとの見出しの下にもう1行見出しが増えてしまいます。貼り付け先は必ずA1(先頭)にしてください。 同じ見出しの上に同じ見出しが重なるだけなので、実害なく1行に収まります。

画像なし(例外)

この画面は掲載できないため、画像を省略しています。

数量・単価は入ったが、金額列はまだ空欄の状態を確認する

貼り付けた直後の状態です。「数量」「単価」の列には今月の数字が入っていますが、「金額」の列はまだ空欄のままです(安全装置が働いている証拠です)。ここから先の金額計算は、AIではなくスプレッドシートの関数にやらせます。

手順10:数量・単価は入ったが、金額列はまだ空欄の状態を確認する
手順10:数量・単価は入ったが、金額列はまだ空欄の状態を確認する

先月の関数を金額列にコピーし、計算された状態を確認する

先月分のシートに戻り、金額列(例ではE2)を選んでコピーします。今月のシートに戻り、金額列の同じ範囲(例ではE2〜E5)を選んで貼り付けると、関数だけがコピーされ、行ごとに数量×単価が自動で計算されます。この例では合計が「154,000」になりました。

手順11:先月の関数を金額列にコピーし、計算された状態を確認する
手順11:先月の関数を金額列にコピーし、計算された状態を確認する

Part 4 正しさを確認する

検算まで終えて1セットです。

検算する

ここがいちばん大事な手順です。①貼り付けた「数量」「単価」が、手順3の今月メモの数字と1件ずつ一致しているか ②金額の列が、ちゃんと数量×単価で計算されているか(この例では「4 × 8,500=34,000」のように、電卓で1件だけ検算してみてください)。この検算が終わってはじめて、今月分の実績一覧として使えます。

検算はこの手順のように、画面を見るというより「元のメモ・電卓と照らし合わせる」作業のため、画像の代わりにチェックの仕方だけを文章で説明しています。

画像なし(例外)

この画面は掲載できないため、画像を省略しています。

この型を守るための3つの約束

金額・消費税・合計・源泉徴収額の計算は、AIにさせない

すべて先月分からコピーした関数(SUM等)で出してください。Claudeに掛け算や足し算をさせないことが、この型のいちばん大事な約束です。

Claudeにやらせるのは「当てはめ」だけ

今月のどの実績を、どの行のどの列に当てはめるか——文章の整理と並べ替えだけを任せてください。金額の計算や、メモに書いていない実績の追加はさせません。

関数をコピーした後、必ず目視で確認する

金額列に関数をコピーしたら、数値が正しく再計算されているかを自分の目で確認してください。式がずれていた場合は、自分で直してから使ってください。

読み終えた人へ — 次の一歩

「先月の形式に、今月のデータだけを当てはめる→関数で計算→検算する」の型が1回通りました。来月も、そのまま使えます。

▼ 関数そのものをClaudeに書かせたい人はこれ

表計算の関数を、Claudeに日本語から書かせる方法「=SUM(」のような関数の作り方から任せたい人向けの、このガイドの応用編です(無料)。

ほかのガイドは 実践ガイド一覧 にあります。

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