Textbook / 5 min read

GitHub・リポジトリの教科書

「ソースコードはこちら(GitHub)」のリンク、クリックして大丈夫?に、5分で答えます。

GitHubとは何か

GitHub(ギットハブ)は、世界中のプログラマーが自分のソフトウェアの「設計図」を保管・公開している巨大な図書館のようなサービスです。運営しているのはアメリカの企業で、世界中のほぼすべてのソフトウェア会社・プログラマーが日常的に使っている、業界標準の場所です。無名の怪しいサイトではありません。

たとえるなら
GitHubは「世界最大の公共図書館」です。棚には、あるツールがどう作られているか——その「設計図」(ソースコード)が並んでいます。誰でも中を開いて読めますし、コピーを持ち帰ることもできます。もちろん、ただ棚を眺めるだけでもかまいません。

つまり、GitHubのリンクを渡されたということは、「作り方を隠していません、見たい人はどうぞ」と言われているのと同じです。

リポジトリとは

GitHubの中で、1つのプロジェクトの「設計図一式」がまとめられたフォルダのことをリポジトリ(repository)と呼びます。1つのツール・1つのプログラムにつき、リポジトリが1つ、というイメージです。

なので、ガイドや紹介文に「ソースコードはこちら(GitHub)」と書かれていたら、それはそのツールのリポジトリへのリンクです。クリックすると設計図の中身が表示されるだけで、指示がない限りあなたが何か操作する必要は一切ありません。ページを眺めて、そっとブラウザの戻るボタンを押すだけでも十分です。

なぜ「無料なのに信用できる」のか

設計図が誰の目にも公開されているということは、世界中の専門家がいつでも中身をチェックできるということでもあります。おかしな動きをするコードや、こっそり情報を抜き取るような仕掛けがあれば、誰かがすぐに気づいて指摘します。

これはオープンソースと呼ばれる考え方の土台になっている仕組みです。無料のツールが「タダより高いものはない」の例外になり得るのは、まさにこの「誰でも中を見られる」という透明性があるからです。詳しくはオープンソースの教科書で解説しています。

見るだけなら、何が起きるのか

ページを見るだけで危険は?ありません。GitHubのページはWebサイトを閲覧するのと同じで、見ただけで何かがあなたのパソコンに起きることはありません
アカウントは必要?閲覧・ダウンロードだけなら不要です。コメントを書いたり、質問を投稿したりする時だけアカウントが必要になります
お金はかかる?かかりません。他人が公開しているリポジトリを見る・コピーする行為はすべて無料です
「Issues(イシューズ)」とは?そのプロジェクトについての「不具合報告・質問」を書き込める、誰でも読める公開掲示板です
結論:知らないうちに何かがインストールされたり、勝手に課金されたりすることはありません。GitHubのページはまず「見るだけ」で安全です。

よくある不安

GitHubのアカウントは必要?
ページを見るだけ、設計図を眺めるだけなら不要です。何かをダウンロードして使う場合も、多くはアカウントなしで可能です。
英語ばかりで読めません
はい、GitHubの画面は基本的に英語です。ただし、ガイドで案内される場合は「リンク先を見せるためだけ」のことがほとんどで、読解が必要な場面はまれです。不安な時はブラウザの翻訳機能を使うと楽になります。
何か操作しないといけないの?
特に指示がなければ、何もする必要はありません。「参考までにどうぞ」という意味で貼られているリンクがほとんどです。中にはターミナルから専用のコマンドでダウンロードする上級者向けのプロジェクトもありますが、指示がない限り自分でそこまで踏み込む必要はありません。
Issuesって書き込んで大丈夫?
大丈夫です。ただし世界中の誰でも読める公開の場なので、個人情報やパスワードなど書いてはいけない情報を含めないよう注意してください。読むだけなら気兼ねなくどうぞ。
← 用語の教科書 一覧へ戻る