1人会社×AI社員 実践ガイド

表計算の関数を、
Claudeに日本語から書かせる方法

関数の名前を知らなくていい。日本語で頼んで、検算して使う。
全12手順・実際の画面写真つき。追加費用0円でできます。

🔍 画像は押すと大きく表示できます

このガイドは何のためのものか

名簿の突き合わせ・件数かぞえ・集計——「関数でできるはず」と分かっていても、毎回検索して試行錯誤している人のためのガイドです。このままだと、検索と試し直しに時間が溶け続けます。やりたいことを日本語でClaudeに伝えて関数を書かせ、検算してから使う型を、練習表で1回とおします。

なぜ「検算」とセットなのか

AIの書いた式は、たいてい動きます。でも「たいてい」を業務に入れてはいけません。答えが分かっている行で見比べて、合っていることを自分の目で確かめる——この検算こそが、このガイドでいちばん大事な手順です。合わない式は使わない。それだけで事故は防げます。

所要時間の目安

30分ほどです(目安なので前後します)。型を覚えれば、2回目からは頼んで検算するだけです。

用意するもの

Googleアカウント(スプレッドシートを使うため。無料)
Claudeのアカウント(登録ガイドで無料で作れます)
パソコン(コピーと貼り付けが多いため)

お金はかかりません

無料プランのままでできます。このガイドの画像も、すべて無料プランで撮ったものです。

すでに済んでいる人は

VLOOKUPやCOUNTIFを自力で書ける人は、このガイドは不要です。書けない関数に出会ったときだけ、手順2の頼み方が使えます。

先に1つだけ、大事なこと

会社の実データでいきなり試さないでください。まず練習表で型をとおし、実データに使うときも、必ず検算(手順11)をしてから業務に入れてください。実データに人の名前が入る場合は、伏せ字にしてから使うのが安全です。

Part 1 練習表を作る

新しいスプレッドシートに、練習表を入力する

下のアドレスで新しいスプレッドシートを開いて、画像と同じ練習表を入力します(もし、右側に「表」の案内が開いたら、バツ印で閉じてかまいません)。A列が全員の名簿、C列が提出してくれた人、B列は空けておきます。名前はすべて架空の練習用です。いきなり仕事の実データで試さず、まずこの表で1回動かすのがこのガイドの型です。

▼ ここを押すと新しいスプレッドシートが開きます

https://sheets.newGoogleアカウントでのログインが必要です(無料)。
1行目(見出し): 名前 / 提出 / 提出した人
A列(2行目から): 相田・石井・上野・江口・大田・加藤・木村・黒田・小林・佐々木
B列(提出): 空欄のまま
C列(2行目から): 上野・佐々木・相田・木村・加藤・小林・江口
手順1:新しいスプレッドシートに、練習表を入力する
手順1:新しいスプレッドシートに、練習表を入力する

Part 2 Claudeに関数を書かせる

やりたいことを、日本語でClaudeに書く

Claudeを開いて、入力欄に下の枠の文章を貼り付けます(見出しには、ご自身の登録名が表示されます。もし、何かの案内が出たら、バツ印や「後で」で閉じてかまいません)。関数の名前を知らなくても、「どの列に何が入っていて、どうしたいか」を日本語で書けば足ります。改行したいときはShift+Enterです(Enterだけ押すと、その時点で送信されます)。

▼ ここを押すとClaudeが新しいタブで開きます

https://claude.ai/アカウントがない方は先に Claudeアカウント登録ガイド へ(無料で作れます)。
Googleスプレッドシートの関数を1つ作ってください。
・A列(A2から下)に、全員の名前が入っています
・C列(C2から下)に、提出してくれた人の名前が入っています
・A列のそれぞれの名前がC列にあるかどうかを、B列に出したいです
・あるなら「済」、ないなら「未」と表示してください
B2に貼る関数を1つと、その関数が何をしているかの説明を1行だけください。
手順2:やりたいことを、日本語でClaudeに書く
手順2:やりたいことを、日本語でClaudeに書く

送信ボタンを押す

入力欄の右下にある、上向き矢印のボタンを押します。

手順3:送信ボタンを押す
手順3:送信ボタンを押す

関数と、1行の説明が表示される

枠で囲まれた関数と、その説明が出ます。画像の練習例では「C列の中にA2の名前が1つでもあれば「済」、なければ「未」と表示します」という説明でした。返ってくる形は毎回少し違います(「説明:」と付いたり、頼んでいない補足が付いたりします)。もし、説明を読んでも式が何をするのか分からなければ、先に進まず「もっとやさしく説明して」と聞いてください。

手順4:関数と、1行の説明が表示される
手順4:関数と、1行の説明が表示される

関数をコピーする

関数の枠の上にマウスを置くと、右上にコピーのボタンが現れます(置くまでは見えません)。押すとアイコンがチェックマークに変わります(「コピーしました」という文字は出ません)。

手順5:関数をコピーする
手順5:関数をコピーする

Part 3 貼って、検算する

検算までやって、はじめて使えます。

B2のマスを押す

スプレッドシートに戻り、貼り付け先のB2のマス(「相田」の右どなり)を1回押して選びます。

手順6:B2のマスを押す
手順6:B2のマスを押す

貼り付ける

そのまま貼り付けます(WindowsはCtrl+V、Macは⌘V)。画像のように「済」と表示されればOKです。もし、マスの右下に小さなアイコンが出たら、気にせず別のマスを1回押せば消えます(消したらもう一度B2を押してください)。

手順7:貼り付ける
手順7:貼り付ける

B2をコピーする

B2のマスを選んだまま、コピーします(WindowsはCtrl+C、Macは⌘C)。マスの枠が点線に変われば、コピーできています。

手順8:B2をコピーする
手順8:B2をコピーする

B3からB11までを選ぶ

B3のマスを押して、そのままB11までドラッグして選びます。

手順9:B3からB11までを選ぶ
手順9:B3からB11までを選ぶ

貼り付ける

貼り付けます(WindowsはCtrl+V、Macは⌘V)。全員の行に「済」か「未」が入ります。貼り付けた式は、行に合わせて自動で「A3」「A4」…と読み替えられるので、1つ作れば下は全部同じ式で大丈夫です。

手順10:貼り付ける
手順10:貼り付ける

答えの分かる行で、検算する

ここが合格条件です。「済になるはずの人」と「未になるはずの人」を1人ずつ確かめ、さらに2〜3人足して、あわせて5行ほど見比べてください。画像では「石井」の行を確かめています。石井はC列のどこにもいないので、B列が「未」なら正解です(となり合うC列のマスと1対1で見比べるのではなく、「C列全体にその名前があるか」で見ます)。

手順11:答えの分かる行で、検算する
手順11:答えの分かる行で、検算する

合わなかったら、その式は使わない

1行でも合わなければ、その式を業務に使わないでください。作り直しは、Claudeに結果ごと伝えるのが早道です。

作り直しの頼み方(例)

「この式をB2に貼ったら、石井の行が「済」になりました。石井はC列にいないので「未」になるはずです。式を直してください」——どの行がどう違ったかを伝えると、直りが早くなります。直した式も、もう一度検算してから使ってください。

画像なし(例外)

この手順は確認と依頼なので、画像はありません。

この型を守るための3つの約束

検算していない式を、業務に入れない

「済になるはずの人」「未になるはずの人」を1人ずつ——答えの分かる行での見比べを飛ばさないでください。式が9割の行で合っていても、残り1割が実害になります。

意味の分からない式を、そのまま使わない

説明を読んでも何をしているか分からない式は、分かるまでClaudeに聞いてください。意味が分かっていれば、あとで表の形が変わったときも自分で気づけます。

マクロや自動実行は、まだやらない

このガイドは「関数1本を、検算して使う」までです。マクロ・GAS(自動実行の仕組み)は、壊れたときに自分で直せる段になってからで十分です。

読み終えた人へ — 次の一歩

「日本語で頼んで、検算して使う」の型が1回通りました。突き合わせ・集計・件数かぞえ——同じ型で頼めます。

▼ 明細の仕分けに進みたい人はこれ

クレカ明細3社分を、Claudeに仕分けさせる方法「金額の計算はAIにさせず、関数でやる」——このガイドと同じ考え方の実践版です。

▼ 集める側から自動にしたい人はこれ

保護者アンケートを作って、回答をスプレッドシートに自動で集める方法回答が自動でたまる仕組みを作れば、この関数の型がそのまま集計に使えます。

マクロや自動実行まで任せる段は、SUICS SCHOOLの講座で扱っています(SUICS SCHOOL)。ほかのガイドは 実践ガイド一覧 にあります。

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