1人会社×AI社員 実践ガイド

3社バラバラの納品書を、Claudeに
1枚の表へ揃えさせる方法

毎回書式の違う納品書を見ながらの手入力を、渡して見比べるだけに。
全12手順・実際の画面写真つき。合計は関数で自分が検算します。

🔍 画像は押すと大きく表示できます

はじめに — このガイドが合う人

複数の仕入れ先から、書式がバラバラの納品書が届く人のためのガイドです。飲食店・小売・施工業など、1件ずつ見ながら自分の管理表へ手入力している人を想定しています。紙・PDF・写真、どの形式でも同じ手順で使えます。

なぜ「Claude Pro」を推奨するのか

このガイドは3社分の納品書を一度に扱うため、Claude Proでの利用を推奨します(無料プランだと添付枚数やメッセージ量の上限に達しやすいためです)。1社分だけ試したい場合は無料プランのままでも大丈夫です。

先に、いちばん大事なこと

金額の計算・合計は、このガイドではClaudeにさせません。表にするだけで、合計はスプレッドシートの関数(SUM)に出させます。書いてある数字をそのまま写すだけの分担にすることで、読み取りミスに気づきやすくします。

このガイドは何のためのものか

書式がバラバラな3社分の納品書を、Claudeに「日付・仕入れ先・品名・数量・単価・金額」の統一フォーマットの表にまとめさせ、スプレッドシートに貼って、合計を関数で出すまでのガイドです。1件ずつ書式の違いに悩みながら転記する作業が、「渡して、見比べる」に変わります。

所要時間の目安

25分前後です(目安なので前後します)。2回目からは、渡して見比べて合計を出すだけです。

用意するもの

Claudeのアカウント(登録ガイドで無料で作れます)
Googleアカウント(スプレッドシートを使うため。無料)
仕入れ先から届いた納品書(PDF・写真、どちらでも構いません)

すでに済んでいる人は

仕入れ管理システムを既に使っていて運用が回っている人は、このガイドは不要です。今の仕組みを続けてください。

Part 1 3枚の納品書をClaudeに渡す

Claudeを開く

下のアドレスを押すとClaudeが開きます。画像と同じような入力画面が出ればOKです(見出しの文言は時間帯などで変わります。もし、何かの案内が出たら、バツ印や「後で」で閉じてかまいません)。

▼ ここを押すとClaudeが新しいタブで開きます

https://claude.ai/アカウントがない方は先に Claudeアカウント登録ガイド へ(無料で作れます)。
手順1:Claudeを開く
手順1:Claudeを開く

「+」を押す

入力欄の左下にある「+」を押します。

手順2:「+」を押す
手順2:「+」を押す

「ファイルまたは写真を追加」を押す

メニューのいちばん上の「ファイルまたは写真を追加」を押します。

手順3:「ファイルまたは写真を追加」を押す
手順3:「ファイルまたは写真を追加」を押す

納品書3枚を選ぶと、入力欄に付く

3社分の納品書の画像をまとめて選びます。画像は練習用の架空データ3枚です(書式がわざとバラバラにしてあります。表形式・手書き風・略称表記の3種類)。

手順4:納品書3枚を選ぶと、入力欄に付く
手順4:納品書3枚を選ぶと、入力欄に付く

依頼文を入力する

3枚が付いた入力欄に、下の枠の依頼文を貼り付けます。改行したいときはShift+Enterです(Enterだけ押すと送信されます)。「金額の計算はしないでください」と「読み取れない字は?と書いてください」の2行が、このガイドの安全装置です。削らずにそのまま使ってください。

この3枚は、3社から届いた納品書です(会社ごとに書式が違います)。
これを、次の列を持つ1枚の表にまとめてください。
・列は「日付」「仕入れ先」「品名」「数量」「単価」「金額」にしてください
・1つの品目を1行にしてください
・金額の計算はしないでください。書いてある数字をそのまま写すだけにしてください
・読み取れない字や数字は、推測で埋めずに「?」と書いてください
・最後に、スプレッドシートへ貼り付けられるように、同じ内容をタブ区切りの形でも出してください
手順5:依頼文を入力する
手順5:依頼文を入力する

送信ボタンを押す

入力欄の右下にある、上向き矢印のボタンを押します。

手順6:送信ボタンを押す
手順6:送信ボタンを押す

Part 2 表を確かめる

突き合わせまでやって1セットです。

統一フォーマットの表が表示される

「日付・仕入れ先・品名・数量・単価・金額」の6列にまとまった表が出ます。3社バラバラだった書式が、1枚の表になりました。

手順7:統一フォーマットの表が表示される
手順7:統一フォーマットの表が表示される

金額を、原本と1件ずつ突き合わせる

ここがいちばん大事な手順です。3枚の納品書を手に持って、表の金額を1件ずつ見比べてください。もし、金額の記載がない納品書があれば、そこは「?」のままになっているはずです(今回の練習例では、サンプル資材店の3行がこれにあたります。単価と数量はあっても金額の印字がなかったためです)。「?」を見つけたら、それは事故ではなく安全装置が働いた印です——このまま「?」を残し、必要なら自分で単価×数量を確認してください。

手順8:金額を、原本と1件ずつ突き合わせる
手順8:金額を、原本と1件ずつ突き合わせる

Part 3 スプレッドシートで合計を出す

計算はAIではなく、関数の仕事です。

「スプレッドシート貼り付け用」をコピーする

返答の下のほうにある、タブ区切りのブロックの上にマウスを置くと、右上にコピーのボタンが現れます(置くまでは見えません)。押すとアイコンがチェックマークに変わります。コピーしたら、寄り道せずにすぐ次の手順へ進んでください(間に別のコピーをすると中身が入れ替わります)。

手順9:「スプレッドシート貼り付け用」をコピーする
手順9:「スプレッドシート貼り付け用」をコピーする

新しいスプレッドシートに貼り付ける

下のアドレスで新しいスプレッドシートを開き、左上のA1のマスを押してから貼り付けます(WindowsはCtrl+V、Macは⌘V)。画像のように、6つの列に分かれて入ります。

▼ ここを押すと新しいスプレッドシートが開きます

https://sheets.newGoogleアカウントでのログインが必要です(無料)。
手順10:新しいスプレッドシートに貼り付ける
手順10:新しいスプレッドシートに貼り付ける

「検索と置換」で、金額列の「円」を取り除く

ここが今回のもうひとつの安全装置です。貼り付けた金額の列は「1,500円」のように文字の「円」が付いたままだと、スプレッドシートはこれを数字として扱えず、次の手順の合計が0になってしまいます。金額の列を選んでから、メニューの「編集」→「検索と置換」を開き、「検索」に「円」、「置換後の文字列」は空欄のまま、検索範囲を金額列だけに絞って「すべて置換」を押してください。「?」の行はもともと数字ではないので、そのまま変わらず残ります。

手順11:「検索と置換」で、金額列の「円」を取り除く
手順11:「検索と置換」で、金額列の「円」を取り除く

合計のマスに「=SUM」の関数を入れる

金額列のいちばん下の空きマスに「=SUM(」と入力し、金額列の数字が入っている範囲を選んで「)」で閉じ、Enterを押します。合計はAIではなく、この関数に計算させます。画像では「7,655」と出ました。「?」の行は数字ではないため、SUM関数が自動的に無視してくれます(エラーにもなりません)。

検算のしかた

最後に、3社の納品書で金額が印字されている行(今回はA社とC社の6行)を電卓で足して、SUMの結果と同じ金額になるか確かめてください。画像の練習例では 1,500+1,000+1,440+1,080+1,375+1,260=7,655 で、SUMの「7,655」と一致しました。「?」のままの行(金額の記載がなかった分)は、この検算には含まれません。

手順12:合計のマスに「=SUM」の関数を入れる
手順12:合計のマスに「=SUM」の関数を入れる

この型を守るための3つの約束

金額の計算は、いつもさせない

Claudeには「書き写す」までしか頼まない——これがこの型のいちばん大事な約束です。金額が書かれていない行は「?」のまま残し、掛け算も足し算もClaudeにはやらせません。合計は必ずスプレッドシートの関数で出してください。

「?」は事故ではなく安全装置

金額欄が「?」のまま返ってきたら、それはClaudeが読み取れなかったか、元の納品書に記載がなかった印です。推測で埋めず、原本を見て自分で確認してから使ってください。

表記ゆれは、無理に統一しない

略称表記(今回の例では「ダンボ中」など)は、Claudeが勝手に正式名称へ書き換えず、元の表記を残したまま扱うのが安全です。品目の名寄せが必要な場合は、自分の目で確認してから行ってください。

読み終えた人へ — 次の一歩

「バラバラの書式→統一表→関数で合計」の型が1回通りました。仕入れ先が増えても、そのまま使えます。

▼ レシートで同じ型を試したい人はこれ

溜まったレシートを、Claudeに費目つきの表へ起こさせる方法紙のレシートを写真で渡して表にする、このガイドの姉妹版です。

▼ カード明細のCSVがある人はこれ

クレカ明細3社分を、Claudeに仕分けさせる方法紙ではなくCSVファイルの明細を仕分ける型です。

ほかのガイドは 実践ガイド一覧 にあります。

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