居酒屋 LINE活用 実践ガイド

LINEで、宴会・コースの
予約を受ける(団体対応)

人数帯ごとのコースを作り、担当スタッフと出勤シフトをつないで、予約フォームのアドレスを手元に取るところまで。
全14手順・実際の画面写真つき。所要20分・無料です。

🔍 画像は押すと大きく表示できます

このガイドは何のためのものか

宴会・コースの予約を、LINEでお客様が自分で送れるようにするためのガイドです。使うのは LINE Harness(ライン・ハーネス)という道具の、管理画面の「予約」のところです。

やることは4つです。幹事さん用のタグを作る、人数帯ごとのコースを登録する、コースとスタッフをつなぐ、お客様が予約する入口のアドレスをコピーする。ここまでを14手順で扱います。

このガイドは2026年8月17日に、管理画面での設定を1つずつリロードして保存されていることを確認しながら作成しています。予約フォームを実際にお客様のLINEから開いて1件送信するところまでは、このガイドの制作では確認していません。公開前に、ご自分のスマートフォンで一度試すことをおすすめします(下記)。

人数を受ける専用の欄はありません

LINE Harnessの予約の仕組みには、「何名で」を直接入れる欄がありません。そのため、このガイドでは人数帯ごとにコースを分けて登録します。「宴会コース(4〜10名)」「宴会コース(11〜20名)」のように名前で人数を表すと、お客様がどちらを選んだかで、だいたいの人数が分かります。

正確な人数は、前日のリマインダで確定させる形をおすすめします。その作り方は 前日の人数確認編 にまとめています。

コースとスタッフを作っただけでは、動きません

コースを登録し、スタッフを登録しても、それだけではお客様の画面に予約枠は出ません。コースにスタッフを割り当てる設定(Part 3・手順10〜11)と、スタッフの出勤日を作る設定(手順12〜13)が、別に必要です。

やっかいなのは、設定が抜けていても管理画面には何も出ないことです。コースもスタッフも一覧に並び、画面はふつうに開きます。止まるのはお客様のLINEの中だけです。この仕組みは、ネイルサロン向けの予約ガイドと同じ画面を使っており、そちらの制作時にも同じ症状を実機で確認しています。

所要時間の目安

20分ほどです。載せたいコースの人数帯・時間・料金を先に決めておくと早く終わります。

用意するもの

LINE Harnessの管理画面にログインできる状態(まだの方は 導入のガイド をご覧ください)
宴会を受ける人数帯の区切り方(例: 4〜10名/11〜20名)
コースごとの滞在時間と単価
お店の営業日と営業時間(手順13で使います)
パソコンの画面で進めるのがおすすめです
最後に1件試すので、ご自分のスマートフォン(LINEが入っているもの)

LINEミニアプリの設定は、このガイドでは扱いません

予約フォームのアドレスを表示するには、LINE公式アカウントとは別に「LINEミニアプリ」のチャネルを作り、LIFF IDを登録しておく必要があります。この作業にはLINE側の規約への同意が含まれ、お店や会社を代表して契約を結ぶ行為にあたるため、必ずご本人が判断してください。導入の手順は導入のガイドで扱っています。このガイドは、その前提が整ったあとの画面だけを扱います。

この道具を作っているのはSUICSではありません

ここで使う LINE Harness は、第三者が開発・公開しているオープンソースの道具です。SUICSは開発元ではありません。このガイドは、それを使う側の立場で操作した記録です。

道具そのものの不具合や仕様についてのご質問は、開発元のGitHub Issues が窓口になります。

お金はかかりません

LINE Harnessの利用料はかかりません。このガイドも無料で最後まで読めます。

Part 1 幹事さん用のタグを、先に作る

先に「タグ管理」で、幹事さんに付けるタグを作る

LINE Harnessの管理画面を開いて、左のメニューから「タグ管理」を押します。右上の「+ 新規タグ」を押すと、タグ名を入れる欄が開きます。ここで、宴会の予約が入ったお客様に自動で付けるタグを、先に作っておきます。このタグは、次のPart 2でメニューを作るときに使います。

タグ名:幹事2026-12

タグの名前は自由です。「誰の・いつの宴会か」が自分で分かる名前にしておくと、あとで「去年の忘年会の幹事さんだけに送る」といった使い方がしやすくなります。

手順1:先に「タグ管理」で、幹事さんに付けるタグを作る
手順1:先に「タグ管理」で、幹事さんに付けるタグを作る

「作成」を押す

色は自動で決まります。特に選ばなくて構いません。「作成」を押すと、タグの一覧に追加されます。

手順2:「作成」を押す
手順2:「作成」を押す

Part 2 人数帯ごとのコースを登録する

左のメニューを下まで送って、「予約」の中の「メニュー」を開く

左に並んでいるメニューを下のほうまで送ります。「予約」という見出しがあり、その下に「予約管理」「メニュー」「スタッフ」「イベント予約」の4つが並んでいます。その中の「メニュー」を押します。ここで、宴会・コースの受け方を、人数帯ごとに作ります。

手順3:左のメニューを下まで送って、「予約」の中の「メニュー」を開く
手順3:左のメニューを下まで送って、「予約」の中の「メニュー」を開く

「+ 新規メニュー」を押す

メニューの一覧が開きます。まだ1件も作っていない場合は「+ 新規メニュー」しか出ていません。これを押すと、入力の画面が開きます。

手順4:「+ 新規メニュー」を押す
手順4:「+ 新規メニュー」を押す

「名前」に、人数帯を入れて登録する

赤い「*」が付いているのは「名前」「所要時間(分)」「料金(円)」の3つです。居酒屋の宴会には「個室」「窓側」のような席の種類より、<strong>「何名で受けるコースか」のほうが、お客様が選ぶときに迷いません。</strong>そこで、名前そのものに人数帯を入れます。

名前:宴会コース(4〜10名)

人数を受ける専用の欄はありません

予約の記録そのものには「何名で」を入れる欄がありません。そのぶん、人数帯ごとにメニューを分けて、メニュー名で人数を表す形にします。「4〜10名」「11〜20名」のように分けておけば、予約が入った時点で、だいたいの人数が分かります。正確な人数は、前日リマインダで確定させます(前日の人数確認編で扱っています)。

手順5:「名前」に、人数帯を入れて登録する
手順5:「名前」に、人数帯を入れて登録する

「所要時間(分)」に、滞在時間を入れる

この欄は空ではなく、最初から「60」が入った状態で開きます。消してから、宴会の滞在時間を入れ直してください。

所要時間(分):120
手順6:「所要時間(分)」に、滞在時間を入れる
手順6:「所要時間(分)」に、滞在時間を入れる

「料金(円)」に、1人あたりの額を入れる

こちらも最初から数字が入っています。コースの単価(1人あたりの金額)を入れてください。

料金(円):5000

「並び順」は、お客様に見せたい順番です。人数の少ないコースを先に見せたいなら、小さい数字を入れておきます。

手順7:「料金(円)」に、1人あたりの額を入れる
手順7:「料金(円)」に、1人あたりの額を入れる

「予約申込時に自動付与するタグ」で、手順1のタグを選ぶ

料金の下に「予約申込時に自動付与するタグ」という選択欄があります。最初は「— なし —」になっています。ここで、手順1で作ったタグを選びます。

ここは、居酒屋の宴会だから選ぶ場所です

この欄に既存のタグを選ぶと、予約が入るたびに、そのお客様へ自動でタグが付きます。宴会予約は「その時期の幹事さん」をあとでまとめて追いたい場面が多いため、ここでタグを選ぶ使い方が向いています。ただし、選んでよいのはいま作っているタグだけです。画面の説明にもあるとおり、一覧には他の配信で使われているタグも並びます。関係のないタグを選ぶと、予約したお客様が別の配信に巻き込まれます。

手順8:「予約申込時に自動付与するタグ」で、手順1のタグを選ぶ
手順8:「予約申込時に自動付与するタグ」で、手順1のタグを選ぶ

右下の「保存」を押す

入力の画面をいちばん下まで送ると、「キャンセル」と「保存」の2つのボタンがあります。右の「保存」を押します。その上の「有効(顧客に表示する)」は、最初からチェックが入った状態のままで大丈夫です。

手順9:右下の「保存」を押す
手順9:右下の「保存」を押す

Part 3 コースとスタッフをつなぐ(省略厳禁)

コースとスタッフを作っただけでは、お客様の画面に予約枠は出ません。この2つをつなぐ設定が、別にあります。

ここを飛ばすと、お客様の画面で「このメニューを担当できるスタッフがいません」「この週に空きはありません」と出て、予約できません。管理画面には何のエラーも出ないので、気づけません。コースもスタッフも一覧に並んでいて、見た目には何も問題がないからです。

このPartは4手順です。1回設定すれば、あとは触りません。

一覧に戻って、行の右にある「スタッフ割当」を押す

保存すると、一覧に戻って登録したコースが並びます。行の右のほうに「編集」「スタッフ割当」「専用URL」「削除」という青い文字があります。その中の「スタッフ割当」を押します。小窓は開かず、別のページに移ります。

この設定は、コース1件につき1回ずつ必要です

「宴会コース(4〜10名)」と「宴会コース(11〜20名)」のようにコースを複数作るなら、それぞれで同じ設定をします。設定していないコースは、お客様が選んでもその先に進めません。

手順10:一覧に戻って、行の右にある「スタッフ割当」を押す
手順10:一覧に戻って、行の右にある「スタッフ割当」を押す

「提供する」にチェックを入れて、右上の「保存」を押す

「メニュー × スタッフ」という画面が開きます。上の帯に「基本: 120分 / ¥5,000」と、手順6・7で入れた内容が出ています。対応するスタッフの行にある「提供する」にチェックを入れて、右上の「保存」を押します。

ここを飛ばすと、お客様の画面はこうなります

コースを選んだところで「このメニューを担当できるスタッフがいません」と出て、日時の選択に進めません。管理画面には何も出ません。コースもスタッフも一覧に並んだままなので、自分の画面を見ているかぎり、おかしいところは1つも見つかりません。この症状は、ネイルサロン向けの予約ガイドでも同じ画面で確認済みです。

手順11:「提供する」にチェックを入れて、右上の「保存」を押す
手順11:「提供する」にチェックを入れて、右上の「保存」を押す

左のメニューから「スタッフ」を開いて、行の右にある「シフト」を押す

左のメニューの「予約」の中にある「スタッフ」を押します。登録済みのスタッフの行の右に「編集」「シフト」「削除」が並んでいます。その中の「シフト」を押します。

手順12:左のメニューから「スタッフ」を開いて、行の右にある「シフト」を押す
手順12:左のメニューから「スタッフ」を開いて、行の右にある「シフト」を押す

曜日と時間を、お店の営業に合わせて「生成」を押す

「シフト管理」という画面が開きます。左に「曜日テンプレから一括生成」という表があり、曜日ごとにチェックと開始・終了の時刻が並んでいます。最初はどの曜日も10:00〜19:00になっています。ここを、宴会を受ける時間帯に直します。画像では、日曜だけチェックを外して休みにし、月〜土を17:00〜23:00にしています。「開始日」と「週数」を確かめてから、右の「生成」を押します。

既に同じ日のシフトがあれば skip されます

ここを飛ばすと、お客様の画面はこうなります

日時を選ぶところで「この週に空きはありません」と出ます。コースとスタッフの割り当てが済んでいても、出勤日が1日もなければ、お客様に見せる枠は作られません。ここも管理画面には何も出ません。

上の枠のとおり、同じ日のシフトはskipされるので、あとから同じ曜日テンプレで生成し直しても、日付が二重になることはありません。先の週まで受けたいときは、この画面をときどき開いて生成し直してください。

手順13:曜日と時間を、お店の営業に合わせて「生成」を押す
手順13:曜日と時間を、お店の営業に合わせて「生成」を押す

Part 4 お客様の入口を手元に取る

「予約管理」を開いて、予約フォームのURLをコピーする

左のメニューの「予約」の中にある「予約管理」を押します。画面の上に「お客様向け 予約フォーム LIFF URL」という欄と、その右に「コピー」ボタンがあります。この「コピー」を押すと、お客様が予約するための入口のアドレスが手元にコピーされます。ここに出るアドレスは、お店ごとに違います。ご自分の画面に出ているものをコピーしてください。

LINE / OpenChat / IG DM どこでも貼れます。受信者がタップすると LINE で予約画面が開きます。

画像のアドレスがぼやけている理由

画像では、アドレスの部分にぼかしをかけています。撮影に使ったのがテスト用アカウントとはいえ、そのまま載せると予約フォームが誰でも開ける状態になるためです。ご自分の画面では、ここにご自分のお店のアドレスが表示されています。

手順14:「予約管理」を開いて、予約フォームのURLをコピーする
手順14:「予約管理」を開いて、予約フォームのURLをコピーする

公開する前に、必ずやってほしいこと

ご自分のLINEから、実際に1件予約してみてください

手順14でコピーしたアドレスを、ご自分のスマートフォンに送って、LINEの中で開きます。コースが出るか、日時が選べるか、送ったあとに「予約管理」の「未承認」に入るか。この3つを、お客様より先にご自分で確かめてください。

このガイドの制作では、管理画面側の設定(タグ・コース・スタッフ割当・シフト・アドレスの表示)を1つずつリロードして確認していますが、実際にスマートフォンから予約を送信する確認は行っていません。同じ入口(LIFF)は、前日の人数確認編で扱っているイベント予約の仕組みと共通の認証を使っており、そちらでは2026年8月17日に実機で予約の送信から確定通知まで確認できています。とはいえ、コース予約はコース予約で、公開前に一度ご自分で通すことをおすすめします。

予約は「リクエスト」として届きます。承認するまで確定しません

お客様が日時を選んで送った予約は、そのままでは確定しません。「予約管理」の画面にリクエストとして届き、「未承認」に入ります。この画面の説明も「顧客からの予約リクエストを承認・拒否します」となっています。

絞り込みのタブは「未承認」「確定」「拒否」「期限切れ」「キャンセル」「全件」の6つです。承認しないまま置いておくと、その予約は期限切れとして扱われます。通知を見る習慣とセットにしてください。

コピーしたアドレスは、お客様の目に触れる場所に貼ります

手順14でコピーしたアドレスは、貼って初めて意味を持ちます。貼り先は主に3つです。

友だち追加された直後に届くあいさつメッセージ
トーク画面の下に固定されるリッチメニュー
Instagramのプロフィールのリンク欄

貼り先の作り方そのものは、このガイドでは扱っていません。

うまくいかないときは

画面が開かない、保存できない、予約フォームのアドレスが出てこないなどのときは、LINE HarnessのGitHub Issues に状況を書いて報告できます(英語でなくても構いません)。このガイドは2026年8月17日時点の画面で作成しています。

読み終えた人へ — 次の一歩

人数帯ごとのコースを作り、担当スタッフと出勤シフトをつなぎ、 お客様が予約するための入口のアドレスを手元に取るところまで終わりました。 残っているのは2つです。 「そのアドレスを、お客様の目に触れる場所に貼ること」と、 「ご自分のLINEから、実際に1件予約を試すこと」です。

予約が入ったあと、前日に人数の変更を確認する仕組みは、 別のガイドにまとめています。

▼ 続けて読むなら

前日に、幹事さんへ人数を確認する自動リマインドを作るこのガイドで作ったコースの予約に、前日18時の人数確認メッセージを足す方法です。

LINE Harnessをまだ入れていない方は 導入のガイド からご覧ください。 居酒屋のLINE活用の全体像は 戦略編 にあります。 ほかのガイドは 実践ガイド一覧 にあります。 集客や予約の導線づくりをご相談されたい方は お問い合わせ ください。

このガイドは SUICS SCHOOL 実践ガイド の1本です / SUICS SCHOOL / お問い合わせ

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